【定年起業への挑戦】社会の課題解決を目指すビジネスプランが続々

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夕刊フジ×銀座セカンドライフ　共同企画
【定年起業への挑戦】社会の課題解決を目指すビジネスプランが続々

【定年起業への挑戦】社会の課題解決を目指すビジネスプランが続々

更新日：2015.04.06

西武信用金庫と弊社（銀座セカンドライフ）共催で実施した「セカンドライフビジネスプランコンテスト２０１５」の受賞プランの一部を紹介します。

奨励賞／夕刊フジ賞を受賞したのは「中高年・シニアのためのお仕事・バイト求人サイト“シニアる”」を提案した株式会社スパートの宮田孝好さん（６２）。

システム畑で積んだ経験を生かし、シニア層に新しい就労の場を提供するマッチングサービスを展開したいと説明されました。それによって高齢化社会の雇用問題、慢性的労働力不足という社会課題の解決に貢献したいというプランで、審査員の高い評価を得ました。

優秀賞を受賞したのは「小中学生向けプログラミング教育事業およびプログラミング学習教材販売事業」を提案した株式会社ソーシャルウィルの平山雄三さん（５７）。

平山さんは大手メーカーで技術者としてキャリアを積んできました。これからは得意分野であるＩＣＴ技術を活用して社会課題に取り組みたいとのことです。提案したビジネスプランは、プログラミング技術を通じて子供たちの世代に創造性を身につけてもらおうというものでした。こちらのビジネスプランも、高い評価を受けて受賞に至りました。

前回紹介した最優秀賞の赤神さんも含め、受賞者のビジネスプランは、自分の得意な分野、積んできたキャリアを生かすことを強く意識し、それによって社会的な課題を解決しようという意欲を強く感じるものでした。これから、定年起業へのチャレンジを考えている方には、大きなヒントになるのではないかと思います。　（取材・構成：藤木俊明）

銀座セカンドライフ株式会社　代表取締役　片桐実央　プロフィール

行政書士、1級ＦＰ技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券ＳＭＢＣ株式会社引受審査部に入社し、ＩＰＯ支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート（起業相談サロン）、②レンタルオフィス運営（アントレサロン）、③セミナー交流会（アントレセミナー交流会）を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

『55歳から小ビジネスで稼ぐ! 教科書』（辰巳出版）	『好きなことだけして楽をしながら起業しよう』（マイナビ出版）
『50歳からの人生がもっと楽しくなる仕事カタログ』（マガジンハウス）	『片桐実央の実践！ゆる起業』（同友館）
『「シニア起業」で成功する人・しない人～定年後は、社会と繋がり、経験を活かす～』（講談社）	『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』（神奈川県生涯現役促進協議会）
『かながわシニア起業ハンドブック』（神奈川県）	『あおもりシニア起業ハンドブック』（青森県）