更新日:2017.06.23
合同会社アウル 代表社員 山口 秀松 氏
どん底救った友人の言葉
合同会社アウル
代表社員 山口 秀松 様
鉄鋼事業を営む父親の元で育った山口氏は大学卒業後、鉄工事の関連会社へ就職し、コンピュータソフトの受託開発事業で独立した。
「ソフト1個あたり数百万円の単価がつくような時代ですよ。昼間は営業に出て案件を取ってきて、深夜から翌朝までソフト開発をする毎日でした」 ITバブルを迎えると、受託制作事業での収益は右肩上がりに伸びた。2000年には社員100名、年商10億円を超え、大手メーカーへの技術者派遣や100以上のホテルのシステムを請け負うまでになった。
しかし翌年、バブルは崩壊。提携企業との契約は解消となり、受託案件は一瞬にしてなくなった。社員の失業、巨額の負債に直面した山口氏は、死をも覚悟したという。 「自分ではもうどうにもならず、友人のところへ相談に行くと、『倒産してサラからやり直した方がいい。何かあったら俺にだけは連絡よこせよ』と言われました。これがきっかけで、また一からやり直そうと決心がついたのです」 山口氏は「雇われの身にはなりたくない」と決めていた。倒産後に舞い込んできた他社役員のポストは全て拒否し、派遣社員として稼ぎをあげた。 そんな中、POSレジの開発事業を行っていた友人の会社が破産。レジではなく、内部ソフトの開発を新たに始めようと同社を起業した。
同社製品は全て、中小企業向けに会計ソフトを提供する弥生の認証付きだ。開発パートナーとして弥生と提携しているため、独自のデータベースを使用した関連製品の販売権を得ている。提供先はレストランや通販、小売業者など500社以上に及んでいる。
本店所在地:東京都中央区銀座7-13-6 サガミビル2階
U R L:https://www.owljpn.com/
「中小企業のIT活用を支援したい」その思いを胸に独立を果たしたのが合同会社オフィス・イーユーシー(埼玉県所沢市)の池本伸治社長だ。会社名である「イーユーシー(EUC)」はIT用語であるEnd User Computingの略字で、企業情報シ...
“完全反射”のダイアモンドとして、最高技術のカットが施された「アルカダイアモンド」。その販売に特化し、設立50年を迎えるのがアルカワールド(広島県福山市)である。 同社の迫恭一郎社長は宝石卸業を営む父の背中を見て育ち、大学在学中に宝石鑑定士...
異文化の紹介や交流で社会貢献したいと、58歳で日本文化協議会を設立したのは恩田憲一代表理事だ。 26歳で旧国鉄に入社し、国鉄の分割民営化を経験。JR東日本に残留し、大手企業での将来に不安を抱きながらも、妻と楽しんだ海外旅行で日本文化の良...
Q1:なぜ起業しようと思いましたか? A1:学生のときに、「組織論」を学び、その有機的な面白さに惹かれました。そして将来は、組織論を活用できる仕事として経営コンサルタントになることを目指し、いったん地方銀行に勤務して、多くの中小企業経営者と...
アイビジョン(山梨県南アルプス市)は半導体製作に関わる装置の製造および販売代理業務を行っている。特に半導体のシリアルナンバーの読み取り装置は日本では同社のみが販売しているもので、国内の大手半導体メーカーの全社がこれを導入しており、近年では韓...
生涯の出会いをコーディネートする結婚相談。その相談員として現在活躍しているのがぷらす・さぽーと(東京都中央区)の大橋真弓社長だ。 大橋社長が独立を果たしたのは2014年2月のこと。それまで15年にわたって銀行員の営業として活躍を続けてきた...
15309
調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査
キャンペーン情報や、助成金情報、交流会・セミナー等、起業家にとって役立つ情報を発信しています。
» 無料のメールマガジンについて