更新日:2016.11.23
農村の空き家を使い、国内外から参加者を募集して農業体験ツアーを企画したい男性(61)がいました。インターネット上にホームページ(HP)を立ち上げ集客したいのですが、専門的な知識がないため、HPの制作を業者に依頼しようかどうか悩んでいました。今回は、無料で簡単に自社のHPを作ることができるサービスを紹介します。
事業を興す際に自社のHPを持つことは、今ではあたり前のこととなっています。ですが、起業したばかりで、商品やサービスの内容を完全に確立できていない場合は、業者に依頼してHPを制作しても、事業を進める途中で修正が必要になってしまうことが多々見受けられます。
意外に知られていないのですが、低コストでHPを作成できるサービスが存在します。今回は「はじめてWEB(ウェブ)」というサービスを見てみましょう。これは、中小企業やこれから創業を検討している人たちを応援する目的で、携帯電話大手「KDDI」や、政府系金融機関の日本政策金融公庫などが共同で立ち上げた事業です。
特筆すべきは費用面のメリットです。2年目からは年1万7640円が必要となりますが、起業家支援のため、最初の1年間は制作費用はかからず、内容を更新したり、変更したりしても料金は発生しません。起業当初は経費を抑えたいものなので非常に使いやすいシステムなのです。
また、サービス内容も充実しており、HPのデザインのひな型が多く用意されているのもお勧めするポイントです。最短15分ほどで、ネット上で案内通りに文章の入力など7段階の手続きを踏むだけでHPを完成させられます。
メールアドレス末尾の「◯◯◯◯.jp」などは「ドメイン」と呼ばれますが、自社名や自分の好きなサービス名を入れることも可能で、知名度の向上にもつなげられます。
HPを制作する目的は、自社がどのような商品やサービスを扱い、何を提供できるのかを顧客に的確に伝えることです。制作の過程を通して、自社の事業を振り返り、不足しているものに気付くこともできるでしょう。
男性は、早速このサービスを活用し、自社の社名の一部をドメインに盛り込んでHPを作成しました。閲覧数も順調に増え、好調に事業を進めています。
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査
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