やってはいけない!こんなときに失敗する起業仲間づくり

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「起業仲間が欲しい!」

「たくさんの方と名刺交換したけどなかなかビジネスにならない!」

起業家同士の異業種交流会やイベントに参加した方からこんな声を聞くことがあります。

起業家は孤独と言われます。

そのため、「起業した時の信頼できる仲間を探したい」「何か相談できる相手を探したいが上手くいかない」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、様々な方法を試しても上手く行かない・・・という方に、よくある失敗の事例を5つご紹介します。

その1:交流会を活用した際のよくある事例

とりあえずたくさん異業種交流会に参加する

「まずは人脈作り!とりあえず、たくさん異業種交流会に参加して名刺交換しよう」

起業家の方の中には、このように考えている方も少なくないのではないでしょうか。

確かに、起業家の中には異業種交流会に参加することがきっかけで、パートナーを見つけ、順調に事業を拡大している方もたくさんいらっしゃるので、そう考えること自体間違いではありません。

しかし、とりあえず参加すればOKというだけでは、単なる名刺集めで終わってしまうという例はよくある話です。

ではどうしたら異業種交流会をより良く活用することが出来るのか・・・

その答えとして、ひとつは「目的を明確にすること」だと考えます。

ビジネスパートナーを探したいというのであれば、「どんな役割を担ってほしいか・・・」など、それ相応の資料の準備やPRしたい内容もしっかりと準備しておく必要があります。

  • 互いの事業の親和性が高い
  • 性格が合いそう(結構大事だと思います)

など、限られた時間の中で、名刺交換した相手が、「この人とのつながりを持つことにメリットがある」と思ってもらえるよう、伝えたい内容も事前に考えておけば、マッチするパートナーも探しやすくなります。

なお、交流会中に注意しておくことは、相手のことを考えず、自分の言いたいことや想いばかりを一方的にしゃべっても上手く行かない…ということです。

折角の機会も、「この人は人の話も聞かない・・」などと思われてしまったら、むしろ逆効果になってしまうケースがありますので気をつけましょう。

もうひとつは「目の前の人とのつながりを大切にする」ということ。

「沢山の人と接点をもったほうが良さそう」と思われる方いらっしゃるかと思いますが、同じ会社の主催などで複数回交流するうちに、ビジネスパートナーとまではいかなくても、親密になっていくうちに互いに仕事の紹介をしあう…というようなこともあるでしょう。

一人一人、出会った方との縁を大事にする気持ちがなければ、信頼できる仲間との出会いも見つけることは困難です。

その2:SNSやブログで交流

ネット上での募集に手あたり次第アプローチする

実際に会わずに、インターネット上で起業仲間を探すという方法もあります。

起業仲間を募集している掲示板や、マッチングサイト、その他にもフェイスブック、Twitter、LineなどのSNS(social networking service)やブログを活用する方法もあります。

メリットは、移動が不要なので、短時間で多くの方と交流できることです。

ただし、近年、インターネットでの掲示板を活用し、「月給●●円!」など、金銭欲に訴えるタイプの詐欺も見られます。とにかく目を引くものは手あたり次第…というような焦りは禁物です!

目の前の利益も重要ですが、ビジネスパートナーを探す上で、投稿者の事業の魅力、実現性、将来性などが簡潔に書かれているものに応募するなど、信ぴょう性の高い内容かどうかをしっかりと吟味することも大切です。

その3:そもそも最初から仲間は必要?

先輩起業家に聞いて、とにかく起業仲間は作ったほうが良いと言われたから・・・

仲間と協働することで、シナジー効果により、1+1が3にも4にもなることはあるでしょう。

起業家にとって仲間は不可欠といっても過言ではありません。

ですが、信頼できる仲間を募ろうと考え、失敗してしまう例もあります。

「自分が出来ないことは他人にお願いすべき。」

もしそういった考えでパートナーを探すのであれば要注意です。

そもそも起業するからには、起業家本人で全てをやりきる覚悟が必要です。

これからやろうとするビジネスを1から10までしっかり理解したうえで、パートナーを募るのならともかく、「自分にはできないから」という理由でパートナーとの役割分担をしていると、いずれ足元を見られ、意見の食い違いや方針の違いから、信頼関係そのものが崩れてしまう事もあるでしょう。

もし、まだ「ふわっとしたアイデアの段階」というような場合は、本当に今パートナーが必要か?ということもよく考えてから行動したほうが良いかもしれません。

大切なのは、パートナーとはフィフティ・フィフティの関係づくりを心がけることです。

さらに、仲間が友人など旧知の仲だった場合、契約書を取り交わしたりしないケースがありますが、お互いに知っているからこそ、お金や法律に絡んだトラブルにもなりかねません。利益配分や役割分担を明記した契約書を作っておくくらい、慎重に対応したほうが良いでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか。起業家ひとりきりでは出来ることに限りがあります。

着実に優秀な仲間を増やし、事業を拡大していきたいという想いは、起業家ならだれでも考えていることではないでしょうか。

単に人材を募集するのではなく、これから事業を始める方が、本コラムを読んで、尊敬できる優秀なパートナーを見つけるヒントになれば幸いです。

Published by アントレサロン