奥 秀太郎 様のインタビュー
奥 秀太郎 様
(株式会社EVISION)
SF世界を実現する東大発・
急成長ベンチャー。
”ゴーグル不要のVR技術”に
世界が熱狂「EVISION」
(目標額:5,000,000円)
プロジェクトの概要

最先端技術を結集させ、VRの社会実装を目指す
私たちは、もともと舞台や映画に関わる事業をしており、エンターテイメントの領域にVR技術の導入をしてきました。
従来のVR映像は鑑賞する為に、ゴーグルやヘルメットなどの専用機材を使用する必要があり、
機材の重さや付け心地によって、没入感が損なわれることもあります。
また、人それぞれ、別の映像を見ている為、体験の共有が難しい点や、3D映像は見る人の位置や角度に
よって立体的に見えなかったり、酔ってしまったりするなどの課題がありました。
そこで、最先端技術を駆使して、見る人の目の前に仮想現実空間を展開するディスプレイ
「イマーシブ(没入感)ディスプレイ」により、何もないところに映像が見える、全く新しい体験を世の中に提供したいと思い、
今回のプロジェクトを実施しました。
この商品を舞台や映画で活用すれば、立体映像を用いた今までにない演出が可能になり、より世界観に没入する体験ができます。
国内外の先端科学の一つである、姿が消えたように見せる「光学迷彩技術」や、何もない場所に映像を投影する「空中結像技術」、
実在する人物の3Dアバターを作成する「リアルアバター技術」を組み合わせることで、これまでにない全く新しいVRの社会実装を
実現できたと考えています。
大学や大手企業との強固な連携と今後の展開
将来的にはVRゴーグルに代わる、メタバースへの新たなインターフェースとして、幅広い活用を見込んでおり、エンタメに留まらず、
教育や医療、ヘルスケアなど、様々な領域への展開も視野にいれています。
また、有名大学や先端科学技術研究センターと共同研究契約を結び、連携体制を構築している他、大手企業ともコンテンツ制作における協業実績があり、様々な研究組織と強固なつながりがあることで、専門家の意見やアイディアを常に取り入れられることが、私たちの
大きな強みです。
VR・ARのコンテンツがまだ少ないことが業界としての課題ですが、
私たちは「イマーシブディスプレイ」と併せてコンテンツの企画・制作にも力を入れることを考えており、
VRや映像美術の深い知見を持つチームメンバーで事業に挑みます。
そして、「イマーシブディスプレイ」は今期中に販売・レンタル開始を目指しており、
まずは、会場やWEB上での公演記念グッズの特典として、個人向けの販売を計画しています。
リアル空間に「夢」を作り出す、そんな夢を一緒に紡いでくれる仲間を集める為のプロジェクトを今後も進めていく予定です。
クラウドファンディングを利用した目的
ゴーグル不要でVR映像を体験できる「イマーシブディスプレイ」の研究・開発費、
およびこのデバイスを最大限に生かすことのできるコンテンツの開発・製作費の資金調達が主な目的となります。
資金を集めることで、事業の拡大など、これからのことを考えています。
また、弊社はIPOへ向けて準備中のため、株式型クラウドファンディングの準備は、IPOとも似ている点が多く、大変勉強になりました。
さらに、株式型クラウドファンディングは、「未来の技術」へ応援していただける方や、共感していただけるファンなどの株主を
集めることができる為、弊社のような事業と、特に相性が良いと感じたこともチャレンジするきっかけになりました。
支援を行った取扱ECF事業者に対する感想

今回、利用したクラウドファンディング事業者の方は、丁寧に打合せをしてくださり、撮影から編集、
プロジェクトページや事業計画の作成に至るまで、沢山のお力添えしていただき、とても感謝しています。
今後、私たちがさらに事業計画を拡大していく上でも、親身になって力をあわせて成功させようと
積極的に動いていただきました。
結果として、募集開始から約2時間半で上限応募額を達成することができ、大変満足しています。
クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点
良かった点
- 多くの方々が熱狂的に私たちを迎えてくださったので、事業に対して自信をもつことができたこと
- スピード感のある資金調達ができたこと
- プロジェクト開始前から興味を持っていただいた方から沢山の質問が届き、反響が有難かったこと
苦労した点
- 上場に近いことを行うイメージの為、資料の準備などが大変だったこと
- 株式型クラウドファンディングの利用にあたり審査対応が大変だったこと
今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス
資金調達方法は一つではありませんが、株式型クラウドファンディングの魅力は、株主となっていただける方々と、
未来の技術への『わくわく感』を共有できることだと感じています。
お客様でありながら、還元もできる両方の側面を持つ、新しい支援者になっていただけます。
そう言った意味では、新しい資金調達の方法が活用できたと思いますし、多くの方々にお勧めできます。
資金調達があくまで目的ではありますが、ダイレクトに応援していただける方の声を聞くことができ、
皆さんの期待に応える為に頑張れました。
また、直接、お客様などの反応を体感することができ、事業への自信に繋がるのも良かったです。
プロジェクトが成功すれば、販路開拓にも繋がるので、是非挑戦してほしいと思います。