宮本 大輔 様のインタビュー

宮本 大輔 様のインタビュー内容

宮本 大輔 様
(株式会社ロボットライド)

子供から大人まで操縦可能な
ロボット!日本から新たな
スポーツエンタメへ

資金調達額
31,300,000
(目標額:14,000,000円)
支援者数
151

プロジェクトの概要

子供の頃からの夢を形に

子供の頃、ロボットの操縦に憧れた経験はありませんか?
私は、子供の頃から工作やロボットアニメが大好きでした。

新規事業を模索している時にM&Aのマッチングサービスで、ロボットの制作をしているエンジニアと出会い、子供の頃に憧れていた、人が乗って操縦することができる人型ロボット「スケルトニクス」の
存在を知りました。

このロボットは、電気やモーターなどの動力を使わず、独自の「三次元閉リンク構造」によって、
中の操縦している人間の力を伝達し、自然な動きを実現することができるのが特徴です。

これがあれば、子供から大人まで、誰もが簡単にロボットパイロットになれ、子供の頃からの夢をかなえることができます。
ワクワク感を胸にそのエンジニアとタッグを組み、より改良を加えて世界に広めていこうと、その時、決心しました。

私たちは、人型ロボット「スケルトニクス」の設計、開発、製造を行っていますが、独自のリンク機構(複数の部材と関節で構成された仕組みのこと)により、身体拡張ロボットである「スケルトニクス」の存在感や大きさ、人らしい自然な動作は、ロボットを見る人の目を惹きつけます。

搭載型のロボットですが、商品の特徴として、人間の動力を利用して操作をすることで、他社の搭載型のロボットよりも、
100分の1のコストで製造することが可能です。それに加えて、3メートルを超える大きなロボットにも関わらず、
本体の総重量が「30キロ」と非常に軽量化されている為、操作性が高く、運動機能が高いのも特徴です。

そして、非常に優れた安全性により子どもから大人まで、誰もが簡単に操作できることも魅力の一つです。

このような魅力のインパクトの大きさから、各地で話題になり、各イベントやテレビ番組などでの出演回数は100回を超えており、
どのイベントでも1日、100〜200名の体験者を集めるなど、大変好評をいただいております。また、都内郊外にある弊社工場の見学にも、累計4,000人以上が来訪し、現在もキャンセル待ちが発生するほどの人気イベントとなっています。


エンターテイメント性と新たな展開

弊社はこの「スケルトニクス」をさらに発展させるべく、ロボットを装着して戦うテクノスポーツ「R-FIGHT」(特許取得)として
事業を展開しています。

このスポーツは「スケルトニクス」を装着したプレイヤー2名が対戦し、機体に攻撃がヒットするとデジタル上で、
相手の体力ゲージが奪われていくという仕組みで、実際に自分が格闘ゲームの世界に入り込んだような感覚を味わうことができます。

また、「R-FIGHT」では、観客がスマホやタブレットを操作し応援することで、プレイヤーの体⼒や攻撃⼒などのステータスが実際に強化される仕込みになっており、操縦者の人間そのものの体力だけの勝負ではない為、老若男女問わず楽しむことが可能です。

現在は、東京タワー内の「RED° TOKYO TOWER」にて、楽しむことができます。2029年には、「R-FIGHT」世界大会の開催を視野に計画を
進めています。


クラウドファンディングを利用した目的

資金調達に挑戦しやすかった

株式投資型のクラウドファンディングを知ったきっかけは、事業者の方から直接お話をいただいたことです。
クラウドファンディングは、プロジェクト実施者の思いやワクワク感を応援してくださる投資家の方が多く登録されている為、
親和性もあるのではないかと考えました。

また私自身、「資金調達」に関する知識もあまりなかった為、スペシャリストの方の力を借りて、資金を集めるほうが良いと思い、
クラウドファンディングに挑戦してみることにしました。

銀行からの融資やVCの投資であれば、私が一人で事業説明して支援を募る必要があり、自分にとってはハードルが高く、
時間的にも労力的にも厳しいという認識がありました。

しかし、クラウドファンディングではスペシャリストの方々が一緒になって、資金調達の達成に向けて支援してくださり、
独りだけで資金調達をしているという、不安もなく安心感があって挑戦しやすかったです。


支援を行った取扱ECF事業者に対する感想

スペシャリストの力を借りないともったいない

クラウドファンディングを実施してみて、本当に良かったと思います。
募集ページの制作はもちろん、支援者の集め方から、事業計画の見直しまで、
それぞれのスペシャリストの担当者の方が、手厚くサポートをしてくださいました。

その結果、多数の投資家の方に共感をいただくことができ、ご支援をいただくことができました。

また、事業計画もブラッシュアップすることができ、今後の事業を見つめ直す、きっかけにも
なりました。

自分だけの力では、絶対にプロジェクトを成功させることはできなかったと思っています。
初めての資金調達は、経営者として不安な面もありましたが、多くのスペシャリストの方に力をお借りして支援をいただくことが
できたので、本当に感謝しています。


クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点

良かった点

  • 自分が苦手なことにチャレンジして自分の成長につながったこと。
  • コーチのような存在の担当者がいてくれて安心感があったこと。

苦労した点

  • プロジェクトを成功させるために自分が苦手なことをやること。

今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス

日々の取組でファンを増やす大切さ

今回うまくいったきっかけは、クラウドファンディング事業者の方のサポートのおかげというのは大前提ですが、
身近な人やファンになってくださったお客様のおかげでもあります。

当たり前のことですが、日々の業務を真摯に取り組み、共感いただける方を増やしながら、困ったときは恥ずかしがらず、
直接協力をお願いすることが大切だと思いました。私自身、自分でお客様にお願いの声掛けをするのはとても苦手なことでしたが、
クラウドファンディング事業者の方から「自ら声掛けを行うように」とアドバイスをいただき、実践してみました。

すると、いままでお世話になったお客様からの支援もいただくことができ、プロジェクトを達成に繋げることができました。
これもいままでの日々の取り組みに真摯に向き合い、共感いただけていたからこそ、ご支援いただけたものだと思っています。

日々の業務からファンを獲得し、お客様と良好な関係を築くことが大切です。