更新日:2017.12.21
合同会社アイザワ 代表社員 土井 敏 氏
ツーリング倶楽部での出会いがきっかけに
合同会社アイザワ
代表社員 土井 敏 様
自動機や試験機の構想設計や、設計図の中国語翻訳などを行うアイザワ。同社は大手バイク部品メーカーの国内代理店でもある。
65歳で同社を起業した土井敏代表は、20代から自動化機器や液晶関係の製造装置の設計業務に20年以上携わり、定年後も中国の日系企業で技術顧問を務めた。
一方で、土井氏は大のオートバイ好き。「父親の影響で、幼い頃から写真を撮ることに夢中になり、遠方まで風景の撮影に行くためにオートバイを購入しました」と話し、平日は仕事、週末には同年代のバイク仲間とツーリングに出かける生活を数十年間続けてきた。
昨年夏、いつものバイク仲間と参加したツーリング倶楽部の中で、土井氏は現在代理店契約を結ぶ大手バイク部品メーカーの社長と出会った。バイク雑誌や口コミの影響で、部品を買いそろえるほどの熱狂的なファンだった土井氏は、社長と意気投合し、事業展開に話題が広がった。「海外ブランドが進出し、1台1000万円のオートバイが飛ぶように売れている中国の富裕層向けにブランド拡販を狙っており、現地で仲介に入る人を探している」と話す社長に、土井氏は協力できると確信した。 「サラリーマン時代、中国からの資材調達をやっていたので、現地に知り合いも多くいました。私の貿易関係の知識や経験、人脈を、社長は重宝してくださり、代理店契約に至りました」 個人事業主として代理店となった土井氏だったが、輸送費の見積もりに莫大な費用が掛かることを知り、今年春に法人登記に踏み切ることを決めた。以前から講演会などで目にしていた銀座セカンドライフのシェアオフィスを利用することで、事務所にかかる費用を抑え、自己資金100万円で合同会社を立ち上げた。
「将来的に代理店での収益が上がれば、株式会社への組織変更も考えており、取り扱える商品ラインナップも増やしていきたい」
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