廣瀬 義人 様のインタビュー
廣瀬 義人 様
(有限会社ヒリーズ)
希少な伝統技術が光る“職人技
ジュエリー”手作り18金ピアス
(目標額:150,000円)
プロジェクトの概要
大量生産や海外の安い製品に対抗し、手作りなどの差別化へ
東京・浅草橋はジュエリー・アクセサリーのメーカーが数多く、その周りにはいわゆる職人さんがいて
メイドインジャパンを支えています。
戦後、昭和の時代から受け継がれた職人技を支えてきたのは下町のじっちゃん。
昔からお付き合いのある職人さんのほとんどが70代、80代です。
御年80歳ほどの職人が、世界でたった一つのジュエリーのために、1本のワイヤーを、切り、曲げ、叩き、そして、ひねる作業を長年の勘を頼りに作り上げています。
しかし、昨今の海外生産、機械化、低価格化や、職人さんの高齢化によってだいぶ仕事が減ってきてしまっているのも事実です。
今、まさに苦境に立たされている職人さんをどう応援するか。
販路を開拓して売上回復を目指すために、大量生産や海外の安い製品に対抗し、「職人の手作り」の付加価値を高め差別化を図っています。
また、素材も金などの貴金属を中心に扱うことでターゲットを変更して、販売単価の高い商品に事業転換することを決めました。
今、日本ではマスク生活が続いています。
マスクをしている時も外している時でも気分を上げてくれるのは、顔まわりに個性を添えるジュエリーです。
耳元に付けるだけで「ぱっと映えて」見た目も気分も華やぐトレンドの「18金ピアス」を作ることにしました。
今回は4つのデザインを職人の方に頼みました。1デザイン当たり、工程によりますが3人~5人の職人さんが協力してくれます。
昭和・平成・令和と長年の経験をピアスという形で表現しました。
是非、皆様に東京の下町の粋な仕事ぶりを、
そして丹精込めて作り上げる逸品を、「18金ピアス」というカタチで感じていただきたいと思います。
クラウドファンディングを利用した目的
浅草橋の職人さんの存在を知って欲しい
激動の昭和を乗り越えてきた、浅草橋の職人じっちゃんのジュエリーを広めたい。
後継者がいない、希少な伝統技術が光る“職人技ジュエリー”をもっと多くの人に届けたい。
職人さんの存在を知って欲しいという思いでクラウドファンディングにチャレンジしました。
機械化されたものではない、完全手作りの世界でたったひとつの心のこもったジュエリー。
18金の職人さんが心を込めて作る世界で一つのピアス。
これからも、私は問屋というポジションで職人さん達と一緒に、プロジェクトを通して新しい販路、新しい売り上げを作り、
さらに盛り上げていきたいと思います。
支援を行った取扱CF事業者に対する感想
アドバイスが一つ一つ的確で大満足!
今回のCF事業者のキュレーターさん(担当者)に色々相談した際、アドバイス一つ一つがとても的確で私が気づかないことを全て正解の方向に導いてくれたことに大満足しています。
第2弾、第3弾と新たなジュエリーを企画したプロジェクトも、同じキュレーターさんでしたがとてもきめ細かなサポートをしてくれています。
プロジェクトの計画を進めていく過程で学びと発見が沢山あり、若い世代の方々とも交流を深めることができました。想いを情報発信して行動していくこともとても重要だと感じました。
クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点
良かった点
- 皆がHAPPYになる方向で進めていくプロジェクトづくりには夢があると感じました
- 違う業界の若い世代の方々と接しとても勉強になりました
苦労した点
- プロジェクトページを良いものにするため、プロの若いカメラマンやデザイナーさんと何度も打ち合わせをしました。曖昧な表現ではなく自分の意見を明確に細かく伝える必要がありました。
今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス
可能であれば複数回チャレンジ!
個人のSNSのアカウントを作り、プロジェクトを拡散することに力を注ぎました。
広告宣伝は自身の予算で出来る範囲内でSNSをフルに使ってプロジェクト開始前と、プロジェクト期間中に、
積極的に情報発信することが大切だと感じました。
そして、1回のみのプロジェクトではなく、可能であれば複数回チャレンジすることもおすすめします。
初回は、初めてのことばかりでよくわからないまま終わってしまうこともあるかもしれませんが、
やり方や仕組みがわかったら次は更に上手くできると思います。
クラウドファンディングは夢のあるプロジェクトですから、キュレーターさんに何でも相談してチャレンジしてみて下さい。