井上 幸人 様のインタビュー

井上 幸人 様のインタビュー内容

井上 幸人 様
(Takewari株式会社)

木のぬくもり・目が光るおばけパズル!

資金調達額
1,247,100
(目標額:150,000円)
支援者数
138

プロジェクトの概要

新作おばけパズルを届けたい!

Takewari株式会社では、「おばけパズル」というパズルを作っています。
おばけパズルは、シンプルで裏表のないおばけの形をした難易度の高いパズルシリーズです。

親しみやすいかわいいおばけを広げるという思いから生まれたパズルなので、簡単なモデルでは3歳くらいの小さなお子様にも遊んでいただけます。一方、難しいモデルではそれほど多くない37ピースでも150分かかるなど、幅広い年代に十分お楽しみいただけます。

これまで10種類程度のラインナップを発売し順調に進んでいましたが、新型コロナウィルス感染症で、予定していたイベントが中止されるなど売り上げが大きく落ち込みました。

この状況を打破するため、かねてから量産化を考えていたLEDによる「おばけの目が光る」モデルを世に出したいと強く考えるようになりました。

おばけの目を光らせる仕組みと構造については、高密度化・効率化・簡素化を試み複数回の試作を実施し、これならば良い物が届けられるというレベルまで達しました。同時におばけの形を工夫することで、おばけのかわいさを維持しながらパズルの高難易度化に成功し、想像以上の難しさも届けられると思い、プロジェクトを開始しました。


クラウドファンディングを利用した目的

先行きが見えない中で、確実なニーズを把握するため

量産化を進める中で、2つ調達面で問題がありました。
1つ目は使用している木材が非常に薄い特殊なもので、ウッドショックにより一時期市場から流通が無くなるという不安。
2つ目は半導体の価格高騰や品不足などによる、電子部品の調達の不安。これらの影響もあり、材料や部品の発注に躊躇していました。

しかし、クラウドファンディングは製品ができる前にお客様がお金を支払ってくれるため、実際にお金を出して製品を購入したいと考えているお客様がどのくらいいるのかのニーズが事前にわかります。その点でクラウドファンディングを利用したいと考え、改良版の基板の発注費用をクラウドファンディングの目標金額として設定することにしました。

幾つかあるクラウドファンディング事業者様の中で、今回のサイトを選択したのはキャンペーンを実施しており手数料が割安になっていたことが大きかったです。

また昨年度、東京都で手数料助成等のクラウドファンディング活用支援があったことを知っていたため、今年も実施されるようであれば大きな後押しになると考えました。


支援を行った取扱CF事業者に対する感想

SNSで多くの方におばけパズルを知ってもらえた!

CF事業者さんには公式SNSと、インフルエンサーでもあるサイトの代表の方にも取り上げていただいたことで広く拡散し、非常に感謝しています。また、もともと何か支援を考えているユーザーさんがいらっしゃるためその方々にもうまくリーチ出来たのが良かったと思っています。

実際にすぐに支援にはつながらなくても、結果的にプロジェクトを通して多くの方におばけパズルの存在を知っていただけた点も良かったです。今後についても活動を続けることで、さらに良い関係ができればと思っています。


クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点

良かった点

  • 材料発注など、自分たちにとって比較的大きな投資だった部分に対し、確実にお届けする製品の数の把握ができ、投資することができた。
  • プロジェクトページを通じて支援者様とやり取りができ、リターンが遅延している理由を事実ベースでお伝えしたところ、継続して応援をして頂けた。

苦労した点

  • 余裕をもって計画したはずのリターン日程が一部遅延したことへの対応。
  • 部品調達の遅延と組み立てを一部依頼していた委託先が新型コロナウィルス感染症で業務が止まってしまい、結果的に委託が出来なくなってしまった。複数の要因でリターンの製作ができない時期もあったが活動している3名で何とか製作した点。

今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス

日程に余裕を持つと良いかもしれません

特に、まだ出来上がっていない試作・研究段階の商品やサービスの提供をリターンとして考えている方は、自分が考えている予定よりさらに数ヶ月先にリターン時期を設定しても良いかもしれません。
予想しているつもりでもそれ以上のことが起こりえることを身をもって体験しました。

あたたかい言葉を投げかけていただけるところも、クラウドファンディングの魅力だと思いますのでプロジェクトを今後実施される方はがんばってください!