村上 良一郎 様のインタビュー
村上 良一郎 様
（イージーソーダジャパン株式会社）
低コストでソーダ水が作れる
「手のひらサイズの炭酸水メーカー」
(目標額：150,000円)
プロジェクトの概要
手軽に炭酸水を作る特許技術を用いた新製品
料理や掃除などで広く使用されているクエン酸と重曹を活用した炭酸水メーカーのプロジェクトです。
この新製品は、従来のガスボンベやシリンダーを必要とする炭酸水メーカーとは異なり、コンパクトで使いやすい特徴を持ち、アルミ削り出し製で耐久性もあります。
従来の方法では、クエン酸と重曹をコップの中で反応させることで炭酸水を作る手法が一般的でしたが、
その味には酸っぱさや苦みなどのクセがありました。
しかし、この製品では水の中でクエン酸と重曹が反応し、発生した炭酸ガスだけを別のボトルに
取り出すことで、クセのない炭酸水を提供しています。
この炭酸ガスを有効利用する「ダイレクトインジェクション方式」は特許を取得しております。
さらに、既存の炭酸水メーカーと比較してより低価格で利用できるだけでなく、ランニングコストも抑えられます。
これにより、多くのユーザーが手軽に炭酸水を飲む楽しさだけでなく、つくる愉しさも味わうことができるでしょう。
そして、「手のひらサイズ」で圧倒的にコンパクトなので、置き場所や電源に困らないというのもポイントの一つです。
プロジェクトを通して認知度向上に挑戦
会社を立ち上げてから2年目に突入しましたが、まだまだ認知度が低い状況です。
今回のプロジェクトは、私たちにとって初めての試みとなる製品を世に送り出す機会でもありました。
資金不足で広告費をあまりかけられないため、提案型のプロジェクトで新しい製品を多くの人に知ってもらうために、
クラウドファンディングを利用することに決めました。
私たちはいろいろな方々に製品を知ってもらい認知度を上げることを目指しています。
クラウドファンディングを利用した目的
イノベーターに製品を知ってもらい、意見をもらう
実際に製品を製造するためには前払いでの進行が必要なものもあり、資金調達もクラウドファンディングの重要な目的の一つでした。
一方でクラウドファンディングのサイトには、新しいものが好きで何か面白いものはないかと探している方々が集まるので、
特許も取得した他にはない今回の製品を見ていただき、ファンになってもらいたいという気持ちがありました。
クラウドファンディングではお客様の反応を見ることができるので次の製品開発のアイデアにもつながると思います。
また、多くの方に目にしていただくことで認知度も上がり、最終的には選ばれるより良い製品に育っていくと思います。
支援を行った取扱CF事業者に対する感想
プロジェクトを成功に導くアドバイスに感謝
初めてのクラウドファンディングでしたが、担当の方がついてくれてプロジェクト開始前から会社の
ホームページを見て製品についてよく理解してくれました。
そして、どういった点をアピールするべきかなど、自分では気が付かない具体的なアドバイスをくれたので大変助かりました。
また、プロジェクト開始後もリターンに関する的確な助言をいただけました。
想定される質問をあらかじめ教えてくださったことで、実際に質問が来る前に回答の準備が
できました。
リターンが1時間で完売してしまい追加の設定が必要になったのですが、1時間ほどの短い時間で承認をいただけたことで、
購入希望の方を待たせることなく販売を進めることができました。本当にありがとうございました。
クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点
良かった点
- 購入者から製品の使用方法についての具体的な質問や、プロジェクトページに載っていない内容について直接メッセージという形でコミュニケーションを取ることができ、すぐに回答できる点
- 複数人から同じ質問をいただいた時には、他にも同じように思う方がいると想定し、購入者全員が見ることのできるメッセージを送るという対応ができる点
- 購入者の方からの「今回のリターン以外に別売りでこういうものが欲しい」という、要望をいただけたことで今後の製品開発に活かせる点
- 多くの方にプロジェクトページを見てもらうことで会社と製品の認知度を上げることができた点
苦労した点
- プロジェクトを見てくださる方に、どうやったら製品の良さを伝えることができるかを考えてページを作るのが大変でした。早くプロジェクトを開始したいという気持ちがあったので、短い期間で作成しなければならず、あらかじめ想像していたのですが大変でした。
今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス
早めの準備が大事
プロジェクトページの制作に考えていた以上に時間がかかりますので、早めに準備に取り掛かるのが良いと思います。
自分が扱おうとしている事業、商品サービスの特徴やウリ、他社との違い、ターゲットへの伝え方などを整理したり、
写真や画像を揃えたりする準備が大切です。
そして、購入希望者からは貴重な意見や要望をいただけるので、その方々に納得いただける丁寧な回答をすることが大切だと思います。
