城垣 誠朗 様のインタビュー

城垣 誠朗 様のインタビュー内容

城垣 誠朗 様
(孝芳堂株式会社)

生姜バカがこだわり抜いた究極のジンジャーエール

資金調達額
1,568,500
(目標額:1,000,000円)
支援者数
220

プロジェクトの概要

母との思い出の生姜

私の母は台湾出身で、幼い頃から体にいいからと生姜やスパイスを使った料理がよく食卓に並んでいました。台湾では、生姜やシナモン、クローブ、八角といったスパイスは非常にポピュラーな存在です。
母もまた、祖母から生姜料理を受け継いだそうです。そんな幼少から生姜に親しんだ私が、大学生の時にお酒の席でジンジャーエールを飲んだ時に違和感を覚えました。

「生姜の味がしない...」。

市販のジンジャーエールは原材料に生姜が使われていないものが多かったのです。そこで本来のジンジャーエールのレシピを調べてみると、生姜以外にも幼少期に慣れ親しんだスパイスが並んでいました。生姜バカとして「究極のジンジャーエールを作りたい!」と思った瞬間でした。

最高の生姜を求めて試行錯誤

究極のジンジャーエールを完成させるため、生姜探しの旅が始まりました。
さまざまな品種の生姜を試した中で出会ったのが、土佐の“黄金しょうが”という品種です。

まず包丁で切った時の香りと、美しい黄金色に驚きました。そして味も奥深く、上品で美味しい。
さらに一般的な生姜に比べてジンゲロール、ショウガオールという代謝や免疫力アップ、肥満予防、
アンチエイジングの効果があると言われる成分も多いのです。

香りをいかに閉じ込めるか、生姜のえぐみを極力抑えて旨味をいかに引き出すか、どのスパイスが生姜を引き立たせるのか。
試行錯誤した期間は4年。

ジンジャーシロップを炭酸で割るという形で、ついに私の納得のいく「究極のジンジャーエール」は完成しました。


クラウドファンディングを利用した目的

資金調達とマーケティングを同時に

「孝芳堂」の工房兼店舗をオープンすることもあり、内装工事や設備費の他に、運営費や店舗の椅子やテーブルなどを含めて合計1,000万円ほど資金調達する必要がありました。

生姜の健康効果は近年さらに注目され、私自身も小さい頃から母に生姜料理を作ってもらったおかげで健康に過ごせています。
そんな生姜の健康効果を飲みやすいジンジャーエールという形でたくさんの人に届けたい。

しかし、自分だけのマーケティングにも限界を感じていた時にクラウドファンディングという方法があることを知りました。
結果、多くの方に支援いただき、目標達成することができました。東京都の助成金があるということも挑戦を後押ししてくれました。


支援を行った取扱CF事業者に対する感想

知名度のある事業者で安心

今回利用したCF事業者さんは知名度も高く、やろうと思っていたマーケティング、プロモーションにピッタリでした。クラウドファンディングサイトの中で最大手の一つだけあって集客力があり、日々支援者が増えて目標に近づいていくのを見て、達成感を感じるとともに、今回のCF事業者さんを選んで本当に良かったと思えました。

プロジェクトを申込みする時のフォームもわかりやすく、初めてでも特に問題なく進めることができました。プロジェクトページ作成段階でも適時、的確なアドバイスをいただけ、何度もやりとりする中で最終的に納得のいくページを作成でき大変助かりました。手数料が安くなるキャンペーンがあったことも魅力でした。


クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点

良かった点

  • プロジェクトが認知され、多くの方に想いを届けることができた。
  • 支援者の方とつながりができ、新たなファンが獲得できた。
  • たくさんの方にご購入いただき自信になった。

苦労した点

  • プロジェクトページのアクセス数を上げること。多数のプロジェクトがあり、埋もれてしまわないように工夫と努力が必要でした。

今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス

常に行動し周りを巻き込む

とにかく、行動を起こすということが重要です。プロジェクトのスタートダッシュが重要なので、開始前に友人に声をかけ、プロジェクトのメンバーのような形でどんどん巻き込んでいきました。SNSも最大限活用し、認知を広めていくことに尽力しました。プロジェクト掲載後も活動報告を頻繁に投稿し、活動していることを見せることで支援者の方に安心感を与えることができます。

また、事前準備も大事です。クラウドファンディングサイトの担当者の方と相談をしながら、プロジェクトを練り上げて行けば行くほど、あとで「こうしておけば良かった」といった後悔はなくなると思います。