角田 一帆 様のインタビュー
角田 一帆 様
(リコード)
子どもたちが笑顔になれる場所をつくりたい!
(目標額:1,000,000円)
プロジェクトの概要
生まれ育った町への恩返し
私は、小さな頃から東村山市で過ごしました。大学卒業後、国外留学、国内外での勤務や起業を経て
コロナ禍を機に4年ぶりにこの東村山に帰ってきて、現在はバーとバナナジュース店を経営しています。
自分のお店ではたくさんの人との出会いがありましたが、意外にも家族連れのお客様も多くいらっしゃいました。子どもと触れ合う時間が増えるにつれ、子どもにとってもこのお店のように見ず知らずの方々との交流が生まれる場所がもっとあったらいいのに、という考えが漠然と浮かんだのです。
とても思い出が詰まっているこの町ですが、振り返ってみると子どものときに友達と一緒に過ごすことができる場所が少なかったような気もしました。もっと気兼ねなく自由に遊べることができる場所があったら自分もきっとわくわくして、友達とたくさんの時間を共に過ごすことができた、もっと濃い思い出ができたかな、そう考えるようになりました。また、私の幼少期から受験の頃にかけて感じたことは、勉強をするスペースが非常に限られているということでした。
私も東村山市にある立派な図書館で放課後や夏休みなどの自習で利用することがありましたが、席が非常に限られており朝から並ばないと利用できないということがよくありました。そのことを思い出すにつれ、子どもにとって学べるスペースが足りないのではと思うようにもなりました。
そこで思いついたのが寺子屋です。子どもの「学びたい!」というやる気を仲間と共に最大限に伸ばす場所を作りたいと考えました。
勉強だけでなく、仲間をはじめとした社会を学び、寺子屋に食堂を併設することで近所の方々との関わりを深くし、
町づくりの一環を担う場所にしていきたい。これが私の思い描く寺子屋の姿です。
生まれ育った町に少しでも恩返しができるようにと、プロジェクトをスタートさせました。
クラウドファンディングを利用した目的
集まるのは資金だけではない
まず一番大きかったのは、クラウドファンディングは寺子屋の存在をアピールするとともに資金も募れることです。
プロジェクトページを公開することで、地元の方々に寺子屋をオープンするということが知れ渡り、ご支援していただいた7割、8割の方が地元の方々でした。その方々が寺子屋をオープンさせてからも利用してくださり、寺子屋の活性化にもつながっていると感じます。
また、クラウドファンディングは資金のみならず仲間作りができる場所だと思います。実際にプロジェクトを進めていく過程で同じ志を持った方からもご連絡いただき、自分では思い浮かばなかったアイデアをいただくこともありました。ご支援いただいた方の中で今では掃除のスタッフとしてボランティアをしてくださる方もいます。こうした繋がりが増え、たくさんの仲間を増やすことでより良い寺子屋を作れるのではないかと思いました。
支援を行った取扱CF事業者に対する感想
心強い味方
今回でクラウドファンディングの活用は3回目になるのですが、いつも同じサイトを利用しています。数あるサイトの中で知名度が高く、プロジェクトページが見やすくわかりやすかったことがその理由です。
またサポートも厚くプロジェクトページを作成する際など、わからないことがあればいつもすぐに回答をいただきありがたかったです。どうしたら支援していただけるか、共感を得られるかを支援者目線でのアドバイスをいただきました。何度かフィードバックを得るなかでプロジェクトページを完成させることができました。
そのほか、今回とても魅力的だったのは入金までの日数です。前回まではプロジェクトの終了時期が月末だと入金までより時間がかかるようなスケジュールでしたが、今回からプロジェクト終了後に資金がすぐに手に入るようになっていたので助かりました。
クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点
良かった点
- いろんな人と繋がりが持てること
- 応援してくれる人が目に見えるので励みになること
- その方専用のリターンなど、プロジェクト公開後も支援者の要望に合わせたリターンを設定できること
苦労した点
- いきなりプロジェクトページを作成すること
- リアルタイムでの対応ができないときがあったこと
- 支援者と認識のずれが生じ、ご希望に沿えないこともあったこと
今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス
事前の準備が成功の鍵
クラウドファンディングは急に始めて資金が集まるわけではありません。常日頃から自分の考えや自分の夢を周りの方に伝えていくのが大切だと思います。プロジェクトが始まる前から根回しをしていくことが成功の為にも1番大切なことだと思います。
今回、私もプロジェクトページが完成してから公開まであえて1週間ほど時間を空けました。その時間を地元の知り合いやお店のお客様に向けて、プロジェクトを宣伝していく期間として設けました。その結果、良いスタートダッシュを切ることができ成功につなげることができたと思っています。
実際にクラウドファンディングはスタート5日目に達成率20%に達したプロジェクトが、最終的に目標金額に達成する確率が高いというデータも出ています。これから利用されるみなさんも、プロジェクトが公開される前から計画的にプロジェクトをPRして、成功につなげてほしいと思います。