柴田 育 様のインタビュー

【株式会社SPARKLINKS.】柴田 育 様のインタビュー内容

柴田 育 様
(株式会社SPARKLINKS.)

出産して知った、仕事と育児の両立の大変さ。医療の仕事に選択肢を広げるWebサイトを広めたい

資金調達額
876,152
(目標額:800,000円)
支援者数
35

プロジェクトの概要

医療×母×仕事のバランスが課題

私は矯正歯科医の認定医の勉強3年目に出産を経験し、一時現場を離れることになりました。

当初は出産後3か月で職場復帰するつもりでしたが待機児童問題に直面し、ベビーシッターを使いながらの復帰で、保育園を利用できたのは一年半後でした。

また復帰後も仕事と育児のバランスを取るのが大変で、仕事を続けるのを悩んだ時期もありました。このような悩みを抱えている女性の医療関係者はとても多く、中にはそのまま引退する方もいらっしゃいます。

女性の医療関係者が社会復帰しやすい環境を作りたい

育児をしながら仕事をするためには、自然と仕事の時間が短くなります。しかしながら現在の医療現場ではなかなか短時間での求人やスポット的な求人を見つけるのが難しい状況です。これは雇う側も同じです。

そこで私は短時間やスポットでの求人を求める医療従事者でも使えるサービスを作ろうと考えました。

今までの働き方のシステムを変えていきたい。出産後も働きたい女性がもっと働きやすくなる仕組みを作りたい。そういう思いでこのプロジェクトを立ち上げました。


クラウドファンディングを利用した目的

共感して応援してくれる仲間を作りたい

クラウドファンディングについてはかつて知り合いが利用したこともあり、もともと知っていました。

資金が必要となった時、融資ではなくクラウドファンディングを選んだのは、単なる資金調達手段としてだけではなく、他にも様々な魅力があると感じたからです。クラウドファンディングを利用することで多くの人に自分のサービスを知ってもらうことができます。

サービスを考えた時からずっと一人で事業をしてきたので、どのような反応があるか知りたいと思っていましたし、このプロジェクトを通じて応援してくれる人を探したい、集めたいという思いもありました。

実際に今回のプロジェクト期間中、たくさんの人が支援してくださったりSNSで拡散したりしてくださいました。目標額の達成だけでなく、たくさんの仲間に出会えたことが何より嬉しかったです。

また、クラウドファンディング利用後にプレスリリースを出した際、「クラウドファンディングを経験しました」という一文を入れて、トピックとしてアピールができたのも良かったです。

東京都の支援事業についてはクラウドファンディングについて調べているときに偶然知りました。

支援を行った取扱CF事業者に対する感想

第三者目線でのアドバイスで新しい発見をしました

クラウドファンディング事業者はそれぞれ得意とする分野があります。私は自分のサービスを理解してくれて、似たような事例の実績も多い事業者様を選びました。

担当者とのやりとりは全てリモートで行いました。これは育児等で頻繁に外出しづらい方や遠方に住んでいる方でも利用しやすいのではないかと思いました。

また、担当者がホームページに載せる文章の添削や編集をしてくださいます。一人で考えていると気づかなかったり見えづらかったことが第三者の目線を通すことではっきりしたり分かったりするので非常に良かったです。

その一方でプロジェクト公開後の広報支援活動については若干の物足りなさを感じました。もっと事業者サイドからも広報してくれるのかな、と思っていたのですがやはり自分でやりきることが大切です。


クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点

良かった点

  • リモートで打ち合わせができた点。
  • 担当者が第三者目線でアドバイスをくれた点。

苦労した点

  • 告知文章や写真などの準備が思った以上に多かった点。
  • 掲載後は広報活動を集中的にやる必要があるので、他の業務とのバランスをとるのが大変でした。

今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス

自分がやることで仲間が増える

一人や少人数で会社やプロジェクトを行っている人にとって、クラウドファンディングは「仲間を増やす」とても良い手段になります。掲載準備期間からプロジェクト達成までの間、様々な人の支援や応援、アドバイスをいただきながら進めていくことができました。

ただ、基本的には「自分でやる」という意識を持っていなければなりません。「クラウドファンディングの審査に通ったからあとは事業者が広めてくれる」などという考え方だとなかなかうまくいかないと思います。

実際にクラウドファンディングを利用して感じたのは、知り合いではない人に広めていくのは思っていたより難しいということです。「知り合いの壁」をどう越えていくかについてはしっかりと準備しておいた方がより良い結果につながると思いました。

クラウドファンディングを利用するのは、たとえプロジェクトが達成しなかったとしてもとても良い経験になると思います。プレスリリースや広報の素材となりますし、一人でやっていたらきっと気づかなかったであろうことがたくさん見えてきました。

取扱CF事業者のコメント

公開前の準備のときから、事業に対しての熱量が高く、細かな打合せでも「深夜2時でも大丈夫です!」とおっしゃられ、こちらが少し驚くほどでした。

一医療者として、一母親として、業界の課題感に対して取り組む一歩を踏み出すそのタイミングで、ご一緒できたことは嬉しく思っています。

Webサイト・アプリ制作のクラウドファンディングはサイト自体の説明と「共感」いただくための背景・ビジョンをどう載せるかバランスが難しく、何度もプロジェクトページ・リターンの構成についてやりとりさせていただきました。

また、公開後の広報活動では、途中、進捗が若干ビハインドした場面もありましたが、スケジュールを切りご提案させていただいた施策+αで広報されていたため、多くのご理解をいただきながら達成することができました。

今では、実際にサイトは立ち上がり本格的に事業が前進していらっしゃいます。この一歩を見られることは、応援者のひとりとして本当に楽しみな瞬間です。今後も医療業界の仕組みを変える柴田様の活動が発展していくことを心より応援しております!

Readyfor 運営:READYFOR株式会社

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