藤田 珠世 様のインタビュー

【株式会社チームイノベーション】藤田 珠世 様のインタビュー内容

藤田 珠世 様
(株式会社チームイノベーション)

「次世代ファミリービジョンカード」のプロジェクトを加速させたい

資金調達額
835,000
(目標額:800,000円)
支援者数
59

プロジェクトの概要

カードの一例
家族のありたい姿をイメージしてカードを選びます

企業の組織開発研修のノウハウをファミリー(家庭)マネジメントに活かしたい

私たちは企業様に向け、組織開発の研修を行っています。その中で気付いたのが、組織で成功を収めた人でも、家庭がうまくいかないと本人の幸せには結びつかないということです。そういった中で、組織開発のノウハウを家庭に生かすことができるのでは、と考えました。

そこで、「世界中にワクワクするファミリービジョンを!」というテーマで、コミュニケーションを通じて家族のあり方を考える「次世代ファミリーコーチング講座」を立ち上げました。

私たちは研修の中で、ビジュアルを生かしたカードを使ってきました。それはイスラエルから輸入したコーチングカードでしたが、もっと日本向けに、やわらかい感情等を入れたものを作り、ファミリーコーチング講座とビジュアルカードを2つつなげたコンテンツができれば、ビジネスとして十分に成立するんじゃないかと思いました。そこで今回、「次世代ファミリービジョンカード」の制作を決めたのです。このカードを使うことにより、家族間のコミュニケーションを活性化し、ありたい家族のイメージ等を具体化していくことができます。

クラウドファンディングを利用した目的

ファミリーツリー

カードコーチングから導き出された、自分の家族のありたい姿を描いたファミリーツリー

「ファンづくり」とプロジェクト加速のため

マーケティングが大きな目的でした。資金調達では銀行融資も考えましたが、それより、クラウドファンディングを通して「ファンづくり」ができるだろうと考えました。実際にやってみて、北海道から沖縄まで全国各地にファンができたのはクラウドファンディングの力だと思います。

また、「次世代ファミリービジョンカード」を作ろうということは、ずっと心の中にあったのですが、業務がいそがしくて、なかなか具体的に進められないでいました。そこで期限を決めた方がいいと思ったのですね。“いつかやろう”ではなく“もうすぐ出しますよ”と宣言しないとダメだよねと社内で話しました。またタイミング良く、私たちのイメージ通りの写真を撮られているカメラマンと出会う機会があったことから、プロジェクトを加速させるためのツールとしても、クラウドファンディングを利用させてもらったのです。

クラウドファンディングをやろうと決めてから、ホームページで東京都のクラウドファンディングセミナーを知りました。そして町田の会場に行って、今回のクラウドファンディング事業者を知り、個別相談を受けました。

支援を行った取扱CF事業者に対する感想

集合写真

事業者選びの段階から親身に相談に乗ってくれた

今回のクラウドファンディング事業者には、クラウドファンディングについてのいろいろな疑問をぶつけたのですが、具体的な事例を挙げながら親身に答えてくれました。実は、どこのクラウドファンディング事業者を選べばいいのかもわからずにいたのですが、担当者は、他のクラウドファンディング事業者について、自社をとくに推すわけでもなく、客観的に、そして冷静に、それぞれの特徴を教えてくれたので良心的だなと感じました。それから会社にも伺ってお話を進めたのです。

そもそも「ファンづくり」ってたいへんですよね。担当者は“こういうプロセスの中でこういうことをすべき”とていねいに導いてくれました。プロジェクトの途中にも、「ここでメッセージを出しましょう」とか具体的なアドバイスをいただけました。

都の補助事業で手数料を半額負担していただいたのはとてもうれしかったですし、申請書類を作成しながら、自分たちが「ちゃんとした会社」になりつつあるんだなあ(創業4年目)と起業家意識が高まりました。少人数でやっていると、なあなあになってしまうこともあるのでいい機会だったと思っています。


クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点

良かった点

  • 全国にファンが広がった点
  • 「みんなでやった!」という一体感が生まれた点
  • コンテンツをまとめるいい機会になった点

苦労した点

  • 普段の業務を行いながら、協力者を巻き込んだり、支援者にメッセージを発信したり、印刷会社とカード自体の制作打ち合わせをするなど同時にいくつもの作業を進めた点
  • わかりやすく伝えるページを作るのに工夫した点

今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス

きちんと理念を伝えながら、人を巻き込むこと

やはり「人を巻き込む」ということでしょうか。たいへんだった点でも述べましたが、クラウドファンディングをはじめると、いろんなことを同時進行させなくてはいけません。なので、協力してくれる人をできるだけ巻き込んでいくことです。「ファンづくり」を目的にするならば、事前に巻き込むことでチームとしての一体感が生まれるので、なおさら一人で抱え込まないようにしたほうがいいと思います。わたしたちの場合、自分一人でできることでも、あえて協力者を募ってお願いしていました。たとえばイメージカードの画像を選ぶときにはみんなに声をかけて一緒に選んだり、ページの公開前には協力者を募って文字校正をしてもらい多くの人に伝わるように工夫しました。そうそう、クラウドファンディングをスタートする際には実行者が公開当日に公開ボタンを押すのですが、そのボタンを押す人もSNSで公募をしたのですよ。

ただし、「人を巻き込む」ということについては、巻き込む側の責任があります。“クラウドファンディングでこういう未来を作りたい”という理念を、しっかり伝えることが大切でしょう。

クラウドファンディングへの挑戦にあたっては、協力者を含めたメンバーの「できること」を最大限に活かしました。デザインをつくってくれたり、画像加工をしてくれたり、拡散に協力してくれたり、いろいろな人の応援をいただけたことで、“みんなでやった”という一体感が生まれたのは大きかったと感じています。

藤田様の写真

取扱CF事業者のコメント

家族の在り方が大きく変わっている時代の中で、一人ひとりに向き合って家族の在り方を実現していくというビジョンの実現へ向けて、Makuakeをご活用いただきまして、誠にありがとうございました。

壮大なビジョンをファミリーカードというフォーマットに落とし込んで、多くの皆様に知っていただくきっかけの一助となっておりましたら、とてもうれしいです。

お打ち合わせの際からとても仲の良い皆様がお力を結集し、プロジェクト期限ぎりぎりまで目標金額という共通の目標を達成へ向けて本当にお疲れさまでした。

いままで応援してくださった方、今回初めて応援してくださった方が、1年後も10年後も継続して応援をしてくださると信じております。今後のご活躍をお祈りしております。

Makuake 運営:株式会社マクアケ

Makuake(株式会社マクアケ)

【URL】https://www.makuake.com/

【TEL】03-6758-2205