鈴木 智子 様のインタビュー

【TMONO(ティモノ)】鈴木 智子 様のインタビュー内容

鈴木 智子 様

洋服のように簡単に着られる
男の着物イノベーション!

資金調達額
537,840
(目標額:300,000円)
支援者数
34

プロジェクトの概要

TMONOの2WAYバッグを紹介する鈴木様

息子との会話からアイデアは生まれた

今回のプロジェクト、洋服のように簡単に着られるTシャツ素材の着物「TMONO(ティモノ)」のアイデアを思いついたのは、息子との会話がきっかけです。

2016年、花火大会に甚平(じんべい)を着ていったのですが、「もう少しかっこいいのが欲しい、どうして着物は着るのがたいへんなの?」と言うのです。そうか、若い人たちに洋服みたいに着やすい着物があれば、という思いが浮かびました。

「洋服のように簡単に着られる着物」を作りたい

わたしはずっとアパレルの会社でレディース向けの仕事をしてきました。会社はODM(委託者のブランドで設計・生産を受託するシステム)が中心だったのですが、オリジナル商品を増やしていきたいという課題を持っていました。そこで、わたしがこのアイデアを相談したところ、新規事業としてやろうということになったのです。


クラウドファンディングを利用した目的

TMONOの紹介

CFを知った直接のきっかけはテレビの情報番組

わたしはクラウドファンディングの支援者側に回ったこともあり、その存在は知っていました。しかし今回のTMONOについては、クラウドファンディングじゃなくて、ふつうに販売展開してもいいのでは、とも考えていました。

ところがある朝、MXテレビの「モーニングクロス」という番組を何げなく見ていて、東京都がクラウドファンディングによる資金調達支援を行っていることを知り、ターゲットとする若い男性のみなさんにTMONOのプロジェクトを訴求するためには、クラウドファンディングの利用もおもしろいのではないかと考えました。それからさっそく問い合わせたのがはじまりです。

支援を行った取扱CF事業者に対する感想

鈴木様のインタビューの様子

伸び悩んだときのアドバイスが欲しい

ご担当キュレーターさんにはたいへんお世話になりました。CF(クラウドファンディング)事業者を探すときには、「自分たちのブランドを損なわないところ」「売り(販売)に強いところ」を念頭に探し、今回選んだ事業者さんが一番近いと感じました。

本事業のTMONOは尖ったストリートファッションを好むような若い男性をイメージしていたのですが、クラウドファンディングの支援者層に合せ、より30~40代の層に受け入れられるようにデザインを少しアジャスト(調整)しました。おかげさまで達成し、そこには満足しています。

ちょっと残念なことは、達成した後の「伸び」がもうひとつだったこと。その原因の一つとしては、案件が多すぎて埋もれてしまったことではないかと思うのです。もちろん、自分たちもSNSなどで情報を拡散するよう努力したのですが、そもそも自分たちは強力に拡散する力なんて持っていないので、情報拡散の仕方についてさらに支援が欲しかったですね。


クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点

良かった点

  • 開発に費用がかかるので資金調達面で助けになったこと
  • 思ったよりシステムが使いやすく、ブログが書ける程度で運用できること

苦労した点

  • 達成したあとの販売促進に苦心したこと
  • 効果的な情報拡散の難しさ

今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス

CF事業者の選定と支援者への情報発信が大切

はじめの「CF事業者の選定」がとても大切でしょうね。自分たちが展開したいプロジェクトの商品やサービスに向いた支援者層を持っているかどうか、自分たちが訴求したいこととズレがないか、丹念にホームページで調べること。そして、気になることがあれば直接問い合わせて不明点を解決することです。あと、わたしもそうですが、クラウドファンディングを利用しようとする人の殆どは「はじめて」です。不安も多いわけです。先ほども述べましたが、支援数が伸びないときはアドバイスをしてくれるのか、そういうことを事前に調べておきたいですね。結局そのCF事業者の選定が最後まで影響しますから。

あとは、支援者の方たちへのフォローも大事です。出資して長い期間お待たせすることになりますよね。その方たちにマメに活動報告を行うことでしょう。自分は「今こうしてデザインしている」「今工場で打ち合わせをしている」など、節目ごとに支援者に情報発信をしてきました。そうしないと支援者は不安です。みなさん、大切なお金を預けているのですからね。

TMONOを紹介する鈴木様

取扱CF事業者のコメント

TMONOのサンプルをお打ち合わせの時に見せて頂いたのですが、難しい着付けをせずに簡単に着物のシルエットを楽しむことができる新しい商品だと感じました。

着物が好きな方はたくさんいらっしゃいますし、若い方も夏祭りやお正月に着物や浴衣を着られるので、そういった方々に向けて新しいファッションとしてご提案頂けたのではないかと思います。

支援者の方からの商品に関するご要望もあり、テストマーケティングとしてや今後の展開のご参考としてもご活用頂けたのではないかと思います。

Makuake 運営:株式会社マクアケ

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