佐藤 弘章 様のインタビュー

【合同会社ユウボク】佐藤 弘章 様のインタビュー内容

佐藤 弘章 様
(合同会社ユウボク)

立てて使えて小分けに収納!コンパクトなのに大容量!ノマド向け仕事道具入れポーチ

資金調達額
2,974,974
(目標額:100,000円)
支援者数
763

プロジェクトの概要

ノマドワーカーの仕事環境をもっと良くしたい!

前職が、スマートフォンアクセサリーのメーカー兼商社で、ネット通販の店長を約8年、仕入れ担当のバイヤーを5年ほどしていました。もともと小さい頃から独立志向があって、将来には、会社をやりたいなと思いつつ、普通に新卒で就職した会社に会社員として働いていました。

そして自分でタイミングを探りつつ、2018年の夏頃から独立に向けて動き出し、最初はバイヤーの経験から、色んな商品を見つけ、卸売りをしようかなと思っていたのですが、自分がわかりやすく表現できる、名刺代わりになるものがないとダメだと感じました。今までは会社の看板を背負って動けていましたが、一人で独立した形になるとそういう看板も使えなくなるので、自分の名刺代わりになるものがないとダメだなと。

そこで何か、自分でブランドを作って商品展開をしていく方が良いのかなと思って考えました。
それがワークスタイルブランド「ユウボク東京」です。

ブランド設立のきっかけとしては、独立し、会社員から自分自身がノマドワーカーとして働きながら活動していく時に、そこで色々な同じ環境の方々とお会いしたり、周りのノマドワーカーの皆さんの仕事風景などを観察していた時に、ふと思ったのが、PC周りのケーブルなど関連機器を持ち歩いた際、そういったアイテムがごちゃごちゃしてしまい、整理に困っている方が多いな、すっきり整理するアイテムがあればニーズがあるのかなと思ったのがきっかけで、また今までいろんな会社さんやブランドを見ても、そういった「働き方」に対して関連するアイテム、ブランドはあまり世の中にないなと思い、「ワークスタイルブランド」としてユウボク東京を立ち上げ、そこで第一弾として「ノマドワーク向けの仕事道具整理ポーチ」を出そうということになりました。

「ノマドワーカー視点での仕事道具入れポーチ」というのがなかなか無かった

ポーチを出そうとしたきっかけも、分かりやすく最初はバッグとかそういうものかなとは考えていました。

ものづくりはやはり、様々な工程やコストもかかるので、モノづくりのスタートアップとしては難しい部分も多い、そういった部分を解決させるために、自分自身の前職の経験から、わかりやすく、作りやすく、皆さんに手を取って頂けるのは何だろうと考えた結果、「ポーチ」だなと。

ポーチの種類を見た中でも、女性向けの製品だと化粧ポーチなど色々あるけれど、男性向けはあまりないな、ガジェットポーチはあるけど、正直ファッション性があまり無いなと。価格帯がかなり安かったり、上をいくと本革など、高級な材質になって、1万円を超えてしまったりするので、その中間、ファッション性があり、手が届きやすい価格帯のものがあまり無いなと思ったんです。

この隙間を狙って、ターゲットを自分のような男性向けとし、ノマドワークにぴったり合う、良い製品を作り、きちんと売り方を固めれば、確実に売れるだろうと確信したんです。


クラウドファンディングを利用した目的

クラウドファンディングは以前から知っていました

ブランドのコンセプトなど様々な考えをまとめ、前職で知り合えたプロダクトデザイナーに相談し、生産できる体制を整えていったのですが、ビジネスとして進めるのであれば、生産する数をどうやって売っていこうか、どうやって売り進めようかと考えたときに、以前よりやってみたいと思っていた、クラウドファンディングを試してみようと思ったんです。

目的は、「製品のPR」・「知名度を向上させること」・「資金繰り」です。また、クラウドファンディングを利用したことで、売れたという実績が分かりやすく目に見えるところで数字として表れるので、実店舗への営業のアイテムとしても、スムーズに会話に入ることが出来ました。

もうひとつは、当初予定していたカラーは3色あり、何も推測が出来ない状態で3色を自分が考える予測で作ったら、もしかしたら1色だけ大きく在庫が余ってしまうことになりかねませんでした。クラウドファンディングを使うことで、事前にどの色が人気かどうか、ということが判明した上で工場で製造することができたことも大きかったです。


支援を行った取扱CF事業者に対する感想

やり取りがスムーズでやりやすい

今回はマクアケさんにお願いしたのですが、選んだきっかけとして、規模が大きいことや、プロダクトのクラウドファンディングも多くやられているので、PRとしては効果がよく出るかなと思ったのがきっかけでした。

また、担当の方とのやり取りの中で感じたことは、原稿を作成して、提出した後、フィードバックが来て、その内容が的確でわかりやすく、こういう風にすればお客様に伝わるんだなと、アドバイスもわかりやすく参考になりました。

ご支援者から「こういう問い合わせがあるんですけど、どうすればいいですか」みたいな質問にもすぐ答えてくださり、些細なことでも対応していただいてスムーズなやり取りができました。


クラウドファンディングを利用して、良かった点・苦労した点

良かった点

  • 資金調達面で助けになったこと
  • PRに使うことができた
  • 発注の参考になる数字が得られた

苦労した点

  • プロジェクトページの制作に苦労した
  • 最初のタイトルをいかに惹きつけられるものにするか
  • プロジェクトページをいかに、わかりやすくするか

今後、クラウドファンディングを利用する方へのアドバイス

スタートアップ、ベンチャーにはおススメしたい

「クラウドファンディングをやれば、何もしなくても売れるんでしょう」という考えをお持ちの方はあまり良い結果は得られないかもしれないです。

製品だけ良ければいいのではなく、ページに載せる動画を作成したり、写真の載せ方を分かりやすくしたりなど、たくさんの方に見て頂き、当社側が、製品やブランドにかける思いを分かっていただけるように、様々な工夫を凝らしてやっていくことが必要です。

また、今回763人の支援を頂きました。1人1人のご支援者の方の顔は見えませんが、「ご支援者の皆さまからお金を頂戴している」「今後に期待されているんだ」という感謝の気持ちと応援していただいているということを、プロジェクト終了後、事業を進めるにつれ、いつも忘れない事も重要だと思います。

自分のビジネスは今回のご支援を頂いている方がいらっしゃったから、成り立っていけたものだと、思うべきですね。そして、今後当社の事業が拡大できれば、自分にとっても嬉しいですし、ご支援頂いた方にとっても「以前支援したのが、こんなになったんだ」と驚いて頂ければ、嬉しいです。