夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業 私の事業計画書】子供達にIT教育を(前編)

更新日:2016.04.08

中高生向けプログラミング教育で年商1億円を目指す

 

 定年を機に新規ビジネスを立ち上げる中高年が増えている。その人が長年培った経験や技術、人脈などを活用するビジネスは、同じく「定年起業」を目指す人たちにとって、大いに参考になるだろう。そこで当連載では、定年起業を計画・実践している人たちの「事業計画書」を紹介していく。

 平山雄三氏(58)は役職定年を待たず、新卒で入社してから勤務してきたメーカーを退職し、2013年に株式会社ソーシャルウィル(http://www.socialwill.co.jp/)を設立した。工学博士であり、研究開発畑を歩んできた自分の強みを生かそう、そして子供たちに科学の面白さを伝えていこうと、中高生向けのプログラミング教育とその教材販売をメーンとする事業計画書を作った。その内容を平山氏に語ってもらう。

 

 たった1人での船出でしたが、現在、東京・新宿で中高生向けのプログラミング教室を開き、横浜教室も準備中です。

 私の事業計画としては、中高生向けのプログラミング教室の売り上げが20%、そのオンライン講座の売り上げが20%、残りの60%は『平山式サイエンスビジュアルプログラミング』のコンテンツのライセンス販売で、合計年商1億円を目指しています。

 子供の頃からの科学教育の重要性が注目されている現在、大手企業も子供向けのプログラミング教育を展開し始めているようです。そういう大手との差別化ポイントは、私の事業が「科学寄り」の教育であることです。単にホームページを作らせるような授業ではなく、楽しく科学的思考法を身につけてもらえることが大きな特長です。

 国を挙げて科学教育に力を入れている現在、その素養が早くから身につけられるのは大切なポイントかもしれない。来週も引き続き、平山氏の事業内容を紹介する。

(藤木俊明)

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企画協力・銀座セカンドライフ

「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
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