夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業 私の事業計画書】エスプレッソの新市場へ(後編)

更新日:2016.06.17

日本の緑茶をカプセルで提供したい

 
北田淳(きただ・あつし)氏(59)=写真=の立ち上げたシエスタリア合同会社は中国からの引き合いにより事業の見通しが立った。後編では今後考えていることについてお話を聞く。
 
 

エスプレッソマシンのカプセル式コーヒー市場では大手が強く、そこでは戦いません。弊社の強みは女性向けカプセル式飲料の提供です。
中国には我が国と同様「お茶を飲む」という習慣があります。パートナー会社は、中国のショッピングモールやお洒落なスペースにカウンターバースタイルで展開し、女性向けエスプレッソ飲料を提供したいと考えました。操作も簡単でアルバイトで十分回していけます。現在天津、北京で店舗展開予定です。
お気づきと思いますが、このビジネスモデルは、エスプレッソマシン単体の収益より、カプセル飲料をたくさん消費してもらうところが大きな利幅を生みます。種類も豊富で、緑茶、紅茶、ルイボスティ、カモミールやミント、メリッサなど多彩なお茶類、ハーブなどと、林檎、ピーチ、イチゴ、木イチゴ、チェリーなど多彩なフルーツ類をカプセル型飲料として提供できることが強みです。
しかし、私が本当にカプセル飲料として提供したいものは、「日本の美味しい緑茶」なのです。しかしなかなか実現に至りません。
また、中国での売上が伸長すると思うのですが、日本での売上を伸ばし同じぐらいにはしたいと思います。しかし、日本の飲料市場というのはなかなか難しい部分が多く、手助けが欲しいのです。
どちらについても、この女性向けエスプレッソマシンと飲料の事業に興味のある方はぜひご連絡いただけたらと思います。

 

 北田氏は自らのビジネス経験をもとにしつつも、まだ空いていそうな女性市場に向けて現実的な事業計画を書いた。予定より少しスタートが遅れたが、現在中国の展開は進んでいると言う。日本での展開、緑茶のカプセル化など、事業に興味のある方はぜひ連絡をいただきたい。(藤木俊明)
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企画協力・銀座セカンドライフ

「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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