夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業 私の事業計画書】犬と人の共創スペースを(前編)

更新日:2016.06.24

協会を立ち上げてその収益で「場」を作りたい

 
中西典子(なかにし・のりこ)氏(50)=写真=は、家庭犬訓練所勤務を経てシドニーのドッグトレーニングアカデミーを修了。Doggy Labo(ドギーラボ)を主催し、犬の訪問トレーニングやセミナーを実施している。設立準備中の協会について事業計画を語ってもらう。 

 今、ひと言で言うと「協会ビジネス」を進めています。協会ビジネスとは、受講生を講師に育成し、講師をサポートしていく仕組みで、つまりスモール・フランチャイズシステムによって収益を得るものです。認定した講師も収益を見込めますから、新しい形の「家元制度」に近いと言われています。
私は現在『メンタル・ドッグコーチ』養成を目的とした協会設立の準備中です。
現在展開するドギーラボでは、犬の出張レッスンとセミナーが収入の中心です。
実は、自分には本当にやりたいことがあって資金が必要なんですね。そのためには個人事業だけでは弱いと思いました。メンタル・ドッグコーチの協会ビジネスをスタートさせ、その収益をやりたいことに使いたいのです。
やりたいこととは、「人と犬の共創シェルターづくり」。イメージが近いのは横浜にあるBUKATSUDOというシェアスペースで、色んな目的を持った大人が自由に集まり、自由に仕事をしたり遊んだりして過ごしている。そこに私の場合、一緒に犬がいてくれて欲しいわけです。そんなスペース確保には資金が必要ですよね。
当座の計画としては、協会を立ち上げ、その売上が50%(登録費・受講料・認定費など)。残りの50%は、現在稼働中のドギーラボによる収入と執筆料を見込みます。専門誌などからよく執筆を依頼されますし、本も出しています(Amazon電子書籍『犬バカですが何か?』発売中)。これをあわせて年商1,000万円と見込んでいます。

中西氏はこれからの事業に必要なものは何だと考えているのか? (藤木俊明)

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企画協力・銀座セカンドライフ

「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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