夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業 私の事業計画書】犬と人の共創スペースを(後編)

更新日:2016.07.01

犬との「よりそイズム」で救われる人を増やしたい

 
中西典子(なかにし・のりこ)氏(50)=写真=は、『メンタル・ドッグコーチ』養成を目的とした協会設立の準備中だ。後編はその活動にこめた思いについて聞きたい。 

私は15年間で二千頭を越す問題行動を起こす犬たちと触れあってきました。問題のある犬に接すると、実は飼い主さんに問題があることが多いのです。犬の気持ちによりそってトレーニングしていくと、なぜか飼い主さんの方もハッピーになってきます。つまり、犬の来待に寄り添って一緒に過ごしていくと、飼い主自身も幸せに変わることができることを伝えたいのです。私は「しつける」のではなくて「犬との正しいつき合い方」を説いています。
実家を出てからは犬を飼っていませんでした。最初は普通に外資系企業に勤めていたのですがバブル崩壊でとてもつらい目にあいました。ご縁があってバーを経営していた時、昼間は淋しかったんですね。そんな時はじめて犬(ミニチュアシュナイザー)を飼い、とても救われたのです。そこから犬と一緒に生きるライフスタイルに変わったのですね。
その後、シドニーのドッグスクールを出て、現在のドギーラボ(http://www.doggylabo.com/)として活動し、今メンタル・ドッグコーチの協会設立の準備をしています。3月には「犬バカですが なにか?」という著書(電子書籍)も出しました。ペット雑誌などから執筆依頼も多いのですが、単にペット業界に閉じずに、もっと一般のビジネス界に自分の活動のこと、そして犬と人間が一緒にいることがどんなに良いことかを広めたいんですね。
そして、自分の夢である「人と犬の共創シェルターづくり」に賛同してくれる人を増やしたいのです。

 中西氏はペット業界ではなく、さまざまな業界の人たち、そしてメディアと触れて話をしていきたいと言う。中西氏の活動やメンタル・ドッグコーチ協会に興味のある方は連絡されたい。(藤木俊明)
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企画協力・銀座セカンドライフ

「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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