【定年起業 私の事業計画書】笑顔を作る付加価値を

【定年起業私の事業計画書】笑顔を作る付加価値を

更新日：2016.09.30

ジュエリー・生活雑貨の販売とイベントを事業に

上水樽文明（うえみずたる・ふみあき）氏（57）＝写真＝は、５５歳の時に独立、合同会社オフィスＴＡＲＵ（http://office-taru.co.jp/）を設立した。上水樽氏に事業計画を伺う。

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京都での学生時代、ロータリークラブの青少年団体に所属し、老人ホームへの慰問など奉仕活動に参加して、人に喜んでもらえる楽しさを知りました。いつか、そういう仕事を思いつつも、強烈な個性を持つ経営者にひかれ京都の大手企業に就職したのです。そして約３３年間、新素材を使った日用品や人工宝石の販売活動などに従事してきました。会社には何の不満もありません。今も感謝しかないです。しかし、故郷鹿児島に暮らす母親の面倒をみたいこと、またずっと７０歳まで働きたいこと。それにはこの辺で独立するのがいいだろうと、２０１５年４月合同会社オフィスＴＡＲＵを立ち上げました。
事業目的は『豊かな「彩・奏・住」のご提案』とし、ジュエリー・生活雑貨の企画及び販売が事業の中心です。また、顧客様との楽しいコンタクトを持つためのイベントや催事を企画しています。先日は房総館山での招待会を実施しましたし、故郷鹿児島へのおもてなしツアーも実現させました。
今後の事業計画としては「ジュエリー・生活雑貨の販売」を中心に、「イベント、催事企画」に力を入れていきたいと思います。しかし、さらに付加価値のあるサービスを作りたいと考え「お孫さん誕生記念宝石プレゼント」というサービスをスタートしました。これが少しずつ事業として形になりつつあります。このサービスはお孫さんの誕生時に宝石をプレゼントします。お孫さんが成人した時に感謝してもらえるという企画で、お客様にとても喜ばれています。
人の笑顔を見ながら７０歳まで働こうというのが自分の事業計画です。

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上水樽氏は東京ブランドアクションパートナー企業へ登録されると共に、鹿児島市より「維新のふるさと鹿児島」ロゴの使用許諾も得た。故郷にも恩返しをしたいと語る。（藤木俊明）

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企画協力・銀座セカンドライフ
「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間１００回を超え、起業相談は毎月１５０件で延べ７０００件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計８店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル０１２０・０８・４１０５

銀座セカンドライフ株式会社　代表取締役　片桐実央　プロフィール

行政書士、1級ＦＰ技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券ＳＭＢＣ株式会社引受審査部に入社し、ＩＰＯ支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート（起業相談サロン）、②レンタルオフィス運営（アントレサロン）、③セミナー交流会（アントレセミナー交流会）を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

『55歳から小ビジネスで稼ぐ! 教科書』（辰巳出版）	『好きなことだけして楽をしながら起業しよう』（マイナビ出版）
『50歳からの人生がもっと楽しくなる仕事カタログ』（マガジンハウス）	『片桐実央の実践！ゆる起業』（同友館）
『「シニア起業」で成功する人・しない人～定年後は、社会と繋がり、経験を活かす～』（講談社）	『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』（神奈川県生涯現役促進協議会）
『かながわシニア起業ハンドブック』（神奈川県）	『あおもりシニア起業ハンドブック』（青森県）