更新日:2016.05.06
社員の心の問題に悩む企業の力になっていきたい
自分の経験や人脈を生かして「身の丈の新規ビジネス」を始める人が増えている。まだ働く気力、体力にあふれ、定年後の働き方を模索する人にとって、大いに参考になるだろう。そこで当連載では、定年起業を計画・実践している人たちの「事業計画書」を紹介していく。
49歳で早期退職し、「うつ病回復研究所(http://utsukaifuku.com/)」を立ち上げた浅尾進氏(52)=写真=のメイン事業はカウンセリングとセミナー、講演開催である。
うつ病に苦しむ人、あるいはうつ病患者を抱える家族からの相談を受けて回復へ向けたアドバイスと指導を行ってきだが、当然健康保険は適用されない。それでもぜひ相談したいと言う相手を対象にしてきたが、それだけでは事業は広がらない。そこで、今後は企業からの相談に乗っていきたいと述べる。
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今、一定規模以上の企業では、従業員のメンタルヘルスチェックが義務化されました。
私が調べたところ、うつ病に苦しむのは男性、30~50代の働き盛りの方が多いようです。
うつ病に罹患する従業員が休職してしまうと、当人にとってはもちろか大変なことですが、それは会社にとって大きな損失と言えるでしょう。経営問題としてうつ病対策のことを考えた方がいいのではないのではないでしょうか?
私はうつ病になり、回復した自らの経験から、メンタルよりむしろ体の不調、過労などにより自律神経をおかしくしてしまう「体」の問題であるという確信を持っています。
今後は、企業の社員向けカウンセリングに力をいれていきたいので、興味のある企業や団体からの連絡をお待ちします
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うつ病の苦しみはなった人でないとわからない、企業にとっても重大な悩みになっている従業員のうつ問題に少しでも役に立ち、自分の事業も伸ばしていきたいと浅尾氏は語った。(藤木俊明)
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企画協力・銀座セカンドライフ
「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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