更新日:2016.06.10
女性向けエスプレッソマシン用飲料の開発
北田淳(きただ・あつし)氏(59)=写真=は、メーカーで電解水の開発を担当していたが30代の時会社が傾く。会社を移った後56歳の時に起業を決意しシエスタリア合同会社を設立した。北田氏にこれからの事業計画を語ってもらう。
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自分は電解水のプロとして仕事をしてきました。最初の会社が傾き、移った先でも納得できないことがあり、50代も半ばを過ぎればもうどこかに転職と言うことも難しい。そこで前から温めていたアイデアをもとに事業を興すことに決めたのです。それは女性向けエスプレッソマシンの事業です。カプセル式コーヒーの市場規模は世界でおおよそ1兆2千億円に達すると言われています。その市場では大手が競争を行っています。コーヒーを飲む習慣は男性の8割に達すると言われていますが、女性では3割しかいません。女性市場は未開拓に近いのです。この市場にエスプレッソマシンを使うシーンを創出できないかと考えました。
コーヒーに限りません。お茶やハーブ、ドライフルーツなど女性の好みそうな材料をカプセル型飲料にして、エスプレッソマシンで飲めるように提供するのです。また、発生するスチームがアロマのような良い香りを発散します。
このアイデアに協力してくる会社が現われ、製品の開発資金はそれでまかなえました。また、お付き合いのあるメーカーにも倉庫を使わせてもらうことができ、カプセル式飲料はイタリアの契約農園が提供してくれることになりました。
このマシンにイタリア語の“そよ風”を意味する『BREZZA(ブレッザ)』と名付け2014年12月に販売を開始しました。中国・天津から引き合いがあり商談を進めています。順調にいけば2017年には中国で2億円、日本では5千万円の売上を達成したいと思います。その後日本での売上をもっと伸ばし、日本でも2億円の売上に持っていきたいのです。
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中国での展開が先んじた北田氏の事業。後編は求める提携先を聞く。(藤木俊明)
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企画協力・銀座セカンドライフ
「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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