更新日:2015.02.02
定年起業にチャレンジする前に、自分の力で収入を得てみたい。できたら、会社に勤めながら(就業規則に反しない前提で)、自分のスキルが生かせる副業を行いたい。しかも、拘束時間が少なく、手の空いた時間に行いたい…。
都合のいい話に聞こえますが、今、「クラウドソーシング」という外注スタイルが注目されており、そんな仕事を見つけるヒントがあるかもしれません。
クラウドソーシングとは、Crowd(群衆)とSourcing(業務委託)を組み合わせた言葉で、事業者が不特定多数の人に向けて、業務委託者を募集し、マッチングした人に仕事を発注するスタイル、という意味と考えればいいでしょう。
たとえば、ちょっとしたロゴデザインを作りたいと考える中小企業があるとします。ところが、デザイナーの知り合いがいないし、予算もない。そんな時、クラウドソーシングを使う企業が増えています。「○○円ぐらいの予算でロゴを作ってくれる人はいませんか?」「○○ぐらいの予算で翻訳をしてくれる人はいませんか?」と、クラウドソーシングの専用サイトに登録して、応募を募るわけです。
もし、自分に何か副業でできそうな一芸があれば、クラウドソーシングを仲介するサイトに登録しておき、請けられそうな案件があれば応募してみる、といった活動が可能でしょう。一芸がなくても、ある程度文章が書ければ大丈夫、といったカンタンな依頼もあるようです。
ただし、そういう一芸を必要としない、誰でもできそうな依頼案件は、予算が低めだなと感じます。また、スタートしたばかりの業界であり、トラブルも散見しますのでサイト運営業者を慎重に調べた方がいいですね。
しかし、今後発展していきそうな業態ですし、自分で起業した後は、クラウドソーシングで外注者を探すという可能性もあるでしょう。さわりだけでも知っておくといいと思います。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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