夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦】余っている物を必要な人に貸すという副業

更新日:2015.04.13

今、注目されているのが「シェアリングエコノミー」というタイプのビジネスです。簡単に言うと、今必要としないものや場所などを、必要な人に貸し出すサービスを事業にすること。

空いている部屋を旅行者に貸し出すAirbnbや、タクシーの配車サービスUberなどが日本にも上陸し、サービスをスタートしています。そういうサービスに登録しておけば、小さな副業になるかもしれません。

日本でも、「空いている駐車場を必要な人に貸す仲立ちを行うサービス」が展開されています。たとえば、コンサート会場に車で行きたいけれど付近に駐車場がない、初詣に行きたいけれど混雑していて空き駐車場を見つけるのが大変だということはよくありますよね。

そんな時、スマートフォンで「仲立ちを行うサービス」を利用し、会場周辺の「その日はうちのを貸してもいいよ」という登録駐車場を探し、条件が合えば申し込むというサービスです。たとえばakippa株式会社が展開している「akippa(https://www.akippa.com/)というサービスがそのひとつです。

空いている駐車場がある人は、登録しておけば多少の現金収入が望めるかもしれません。空きスペースを持っている人には他にも「貸す」副業があるようです。

今、なるべくなら物は買わず、できるだけシェアして使おうというエンドユーザーが増えています。小さな副業として利用するのもいいですが、定年起業のアイデアの1つとして、「いらないもののシェアをサポートして収益を得る」というビジネスモデルは何かしらヒントになると思います。 (取材・構成:藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

現在の利用会員数

16,821

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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