更新日:2015.03.30
東京都の「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」の採択を受け、シニア世代の起業支援を目的として、西武信用金庫と弊社銀座セカンドライフ共催の「セカンドライフビジネスプランコンテスト2015」を1月に発表しました。
3月11日に審査を通過した7人による最終プレゼンが行われ、受賞者が決定しました。応募条件を法人代表または個人事業主は50歳以上に設定したのが特色です。予想を超えるユニークでしかも現実的な視点のアイデアが集まり、選考に悩んだほどです。
最優秀賞に輝いたのは株式会社はーとびーとの赤神直樹さん(61)のビジネスプラン「ソーシャルビジネスとしての訪問理美容業」です。少子高齢化が急速に進むわが国において、何らかの理由で外出できない社会的弱者のために、訪問理美容のビジネスをすすめたいというプレゼンでした。
外出困難な高齢者や障がい者はなかなか理美容のサービスを受けられません。そこで理美容技術者が外出困難者の居宅や施設に出張し、施術を行い、彼らのQOL(生活の質)の向上に貢献する事業です。事業の新規性・独自性、市場規模などもきちんと説明し、中期計画、将来の展望もしっかり語られました。
最優秀賞受賞で赤神さんは賞金並びに弊社レンタルオフィス6カ月無料、専門家指導6カ月無料の副賞を手に入れました。
「行政にすべてをまかせるのではなく、私達のようなアクティブシニア(元気な中高年)がパッシブシニア(介護が必要な中高年)を支援していく発想が必要と考えます」と感想を述べ、大きな拍手を浴びていました。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
|
|
『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
|
『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
|
調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査