更新日:2014.08.04
インターネット上に自分のお店を開くことが、簡単にできるようになってきました。ITの知識があまりなくても、インターネット店舗の運営を支援してくれるサービスがいくつもあります。そんなサービスを利用して、手作り雑貨などの通信販売を行っている主婦もいます。
しかし、簡単に開設できるといっても、お客さまとのやり取りや法的な規制など、ある程度の知識は必要です。「自分は何を売ればいいんだ」と悩む方も多いでしょう。
そもそも副業は、定年起業にチャレンジする前に、「自分の力で収入を得るリハーサル」と位置づけたほうがいいと思います。したがって、商品の仕入れや代金回収、法的な問題など、面倒な悩みを増やすのは得策ではないかもしれません。もちろん、定年起業でネット通販にチャレンジしたいと考えている人にとっては、通販の仕組みを学ぶことはよいリハーサルになるでしょう。
たとえば、写真撮影が趣味だという方なら、リスクが低めで、しかも元手がかからず、自分の趣味を生かせる副業があります。それは、「写真の買い取り」です。
現在、いろいろなメディアが安い写真や動画の素材を常に探しています。ある程度のクオリティーなら、素人の作品でもビジネスに使ってもらえる可能性があります。
「写真の買い取り」でネット検索すると、いろいろな業者が出てきますので、自分の目で比較して調べてみてください。一定の水準に達していれば、撮影した写真や動画を買い取ってもらえます。
多くの場合、まず会員登録を求められ、見本の提出を行ったり、著作権に関する知識を学んだりした後で、やり取りが始まるはずです。もちろん、最初から大きな収入は望めないでしょう。しかし、肩書をはずした一個人として、新しいビジネスとのかかわり合い方が体験できるはずです。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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