夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦!】人気の資格を取得したら情報発信

更新日:2015.07.06

 定年後は、自分のペースで仕事をしていきたいと考えると、コンサルタント的な働き方がイメージしやすいですよね。そのために、何か資格を取ろうと考える方も多いでしょう。定年になる少し前から、できたら、会社に在職中に取得しておく方が望ましいです。

 シニア起業の分野で人気の資格の例をいくつか紹介します。

 ■社会保険労務士‥従業員の採用から退職までの書類の作成や指導、人事全般に対するアドバイス。
 ■行政書士‥契約書や遺言、会社の定款など役所に提出する書類の作成や作成の代行。
 ■中小企業診断士‥企業の経営状態の調査や分析、それに基づくコンサルティング。
 ■ファイナンシャルプランナー‥家計や資産に応じた貯蓄などのプラン立案や相談。

 しかし、資格を取っただけでは仕事は来ません。自分でプロモーションする必要があります。ホームページやフェイスブックなどのSNSを活用して、情報発信につとめましょう。

 以前ご紹介した『ミラサポ』(中小企業庁が運営する中小企業・小規模企業サポートサイト)の専門家登録などに登録して、いろいろな情報を収集するのもおすすめです。

 また、自らセミナーや勉強会を開催したり、逆に、他のセミナーや勉強会、あるいは異業種交流会にこまめに足を運んだりして、名刺交換を行いましょう。

 弊社も定期的に交流会を開いていますが、積極的に参加し、どんどん他の参加者に声をかけて、名刺交換を行っている方は、その後の仕事につながる可能性が高いようです。資格があっても、待っているだけでは仕事が来ないことをご理解ください。 (取材・構成:藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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16,821

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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