更新日:2015.06.22
長いビジネス経験の中で、いろんな方の名刺を受け取ってこられてきたでしょう。名刺フォルダの中には、たくさんの名刺が眠っているのではないでしょうか? 定年起業には、これまで経験してきた業界周辺のネットワークを生かすのがベターです。名刺を眠らせておく手はありません。
ところが、「あの人に連絡を取りたいけれど名刺をどこにやったのだろう?」とあわてた経験はありませんか? メールのやり取りをしていればまだ何とかなるかもしれませんが、そのメールも埋もれたかもしれません。だいいち、会社を定年退職してしまったら、これまでのメールアドレスは使えませんよね…。
定年起業に備えて、もう一度これまでの名刺をデータベース化して活用することを検討されてはどうでしょう。今ではいろいろな名刺管理サービスがあります。便利なのが、スマートフォンで名刺の写真を撮り、アップロードするとデータベースにしてくれるものです。たとえば『Eight』(https://8card.net/)は基本サービスが無料です。
これまでいただいた名刺がいつでもパソコンで一覧でき、たとえば会社名とか氏名で検索できます。名刺を撮影したりするのは手間なので、名刺のスキャンを代行してどんどんデータ化してくれる『スキャンマン』(http://www.scanman.in/)というサービスもあります。
要は名刺フォルダにしまっておくのではなく、データ化してデータベースに活用することですね。どのサービスも一長一短がありますが、こういったサービスを利用して、定年起業の準備に、人脈の棚卸しを検討してみてはいかがでしょうか。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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