更新日:2015.09.15
「人に教えること」を定年後の仕事に考える人は少なくありません。会社時代に得たスキルを大学や専門学校などで教えたり、研修講師としてビジネスパーソンに教えたりするなど、自己のビジネス経験をもとに教える、という選択を考える人が多いと思います。
また、ビジネス経験と関わりなく、写真撮影、楽器演奏、アート、スポーツ、ダンスなど、自分の趣味、得意とすることを人に教える教室を開くことを選ぶ方もいます。こちらも、「自分のやりたかったことを起業テーマに選ぶ」という意味ではすてきですね。
ビジネス経験にしろ、自分の趣味にしろ、人に教えることを副業にできないものか? と考えると、「教室はどうする?」「生徒は集まる?」「スケジュールは大丈夫?」など心配することがたくさんでてきます。
そこで、「人に教えたい人」「教えてほしい人」の両方をマッチングしてくれるサービスが出てきています。「プライベートコーチ」というキーワードで検索すると、いくつか大手の講師と生徒のマッチングサイトが出てきます。その中で「コーチ募集」とか「講師募集」の案内を調べてみてください。
これらのマッチングサイトは、いろんなジャンルで生徒を募集しており、生徒の希望ジャンルと教えたい講師(コーチ)をつないでくれます。ビジネス関連はもちろん、カメラやスポーツなどを教えてほしいという生徒が多いようですし、英会話など語学系も人気が高いようですね。
これらサービスの多くは講師や生徒の行きやすい場所を事前にすり合わせできるようにされていて、生徒は会社帰りに、講師は仕事の都合にあわせて個人レッスンを行うということが可能です。費用の支払いは、生徒からマッチングサービス会社を介在して講師に支払われるようです。
そういった講師経験を積んで、「人に教える」ということを定年起業のテーマとして検討してみてはいかがでしょうか? (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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