夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦!】経営指導を受けられる公的インキュベーション施設

更新日:2015.05.25

 創業予定者や創業まもない人に対して、創業のための経営指導をしてくれる公的機関の運営するインキュベーション施設が全国にあります。インキュベーションとは、英語で“ふ化”という意味で、起業家を育成したり、その新しいビジネスを支援したりすることです。

 普通に事務所を借り、事務機器をそろえればかなりの費用がかかりますが、公的機関のインキュベーション施設は、比較的リーズナブルで、経営指導も受けられますので、探してみるといいでしょう。

 たとえば、公益財団法人東京都中小企業振興公社のウェブサイト(http://www.tokyo-kosha.or.jp/incubator/others/kouteki.html)に、関東近辺の公的インキュベーション施設のリンクが紹介されています。

 また、独立行政法人中小企業基盤整備機構も、全国でインキュベーション施設を多数運営しており、ウェブサイト(http://www.smrj.go.jp/incubation/index.html)で施設一覧を見ることができます。

 ただし、利用には審査があり、多くは一定期間経過後(3年が多いようです)、卒業していかなくてはなりません。開発型、研究型のベンチャーに向いたインキュベーション施設では、自分のやりたい事業とタイプが合わないこともあるでしょう。

 そんなに規模の拡大を望まない、同じ場所でゆるゆると継続していきたい、という方には、使いにくい施設もあると思います。なので、起業のタイプによっては民間のレンタルオフィスを利用する方がいい場合もあるかもしれません。自分の起業タイプと施設の内容をよく検討してみてください。 (取材・構成:藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

現在の利用会員数

16,821

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査

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