更新日:2014.12.15
起業家にとって、ホームページ(HP)は必須です。HPはあなたの事業を365日24時間宣伝してくれる営業マンであり、お客さまを案内して商品を提案するお店と言っていいでしょう。
新しい取引相手があなたとの取引を検討する場合、先方はほぼ間違いなくあなたのHPを探します。どんな事業内容なのか、あなたと会社がどういう経歴なのか、確認してから取引の準備を始めます。HPがないと、まずそこで相手が「?」となりますね。
HPは自分で作ることもできます。よくご紹介していたのが「みんなのビジネスオンライン」という中小機構などが運営していたホームページ作成・運営サービスですが、体制が変わり、「はじめてWeb」(http://hajimeteweb.jp/)というサービスになったようです。日本政策金融公庫などがパートナーとなって運営しています。初年度は無料で使えますので、こういうサービスなどを利用して自分自身でHP作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ある程度予算をかけて、プロに作ってもらおうという場合は、少なくとも次のポイントに留意してください。
(1)制作スケジュール(2)料金の支払い方法(一括か分割払いか?)(3)HPの所有権(4)制作実績(5)営業窓口とHP制作者の連携体制(頼む人と作る人が別々の場合、意思疎通できているのか?)
HPをプロに頼んで作ってもらうとき、サーバー契約や、ドメインと呼ばれるインターネット上の住所取得の手続きも、まとめてHP制作会社に頼む人が多いようです。ところが時間が経ち、作り替えたいというときや、別の会社にお願いしたいといったとき、サーバー契約の書類が散逸してしまったり、パスワードなどを忘れてしまったりして、作り替えや移転に大変な労力が生じることも少なくありません。丸投げするのではなく、前記(1)から(5)のポイントに気をつけたうえで、契約書類はきちんと管理しておきましょう。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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