夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

方向性定め、融資にも必要な事業計画書の作成

更新日:2014.02.25

第2回の「定年起業セミナー&交流会」(夕刊フジと銀座セカンドライフ共催)を2月27日(木)に開催します。前回(1月29日)はたくさんの方々にご参加いただきました。本日は、第1回でお話しした「起業までの全体的な流れ」について説明しましょう。

起業は以下のような流れで進みます。

 (1)事業内容を決める これが一番大事で、事業内容を決めないとスタートできません。

 (2)資金・収支計画を立てる 必要な資金を算出して、自己資金がどれぐらいあるのか確認します。足りない場合は、融資や助成金も検討したいですね。

 (3)事業計画書を作成する これについては、第1回のセミナーで詳しく話しました。事業計画書を作成すれば、人に見せて、いろいろな意見を聞くこともできます。

 (4)起業形態を検討する 自分に合った起業形態を探しましょう。

 (5)開業 名刺や会社案内、チラシやホームページなど、販促方法を考えましょう。事務所や机、椅子、パソコンなど、開業時に何がいるかも検討しなくてはいけません。

 前回のセミナーでは、基本的なフォーマットの事業計画書を参加者にお渡しして、自分で記入することをアドバイスしました。「起業理念」「事業の概要(事務所概要・提供するサービス概要・メニュー・ターゲット)」「当該業務の市場と競合環境」「販売方法とプロモーション」「利益計画・人員計画」「資金計画」のそれぞれについて、自分で書き込んでいくというものです。

 事業計画書は、助成金や創業融資を受けるのに絶対必要なものです。助成金や融資を受けない場合でも、事業計画書を作成することで起業の方向性がしっかり定まります。

 第2回のセミナーは、「資金調達の方法」について説明します。なかでも、返済不要な補助金制度は行政による中小企業支援策ですので、積極的に活用することをオススメします。席はまだ若干残っていますので、すぐにご登録ください。 (取材・構成 藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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