更新日:2015.11.16
谷貝(やがい)忠さん(65)は創業95年の合資会社、谷貝鐵工所3代目社長ですが、新たに別事業を創業し海外で活路を開きました。いい事例だと思いますので紹介しましょう。
家業の谷貝鐵工所に入社したときは鉄工所としての業務がメーンだったのですが、景気停滞やオイルショックの影響で経営は冷えこんでいました。平成に入り、谷貝さんは社長に就任して新たな事業を模索し、サインプレート制作の事業をメーンとした、つきしま工房を創業しました。偶然、ある蓄光剤メーカーとの出合いにより画期的なサインプレートの開発に成功したのです。
「これは彫刻溝と蓄光材を組み合わせた独自の技術で、電気を使わずに長時間にわたり文字や絵柄を明るく映し出すことのできるサインプレートなのです」(谷貝さん)
この製品を展示会に出展したところ、期待通り大きな注目を集め、とくに谷貝さんを驚かせたのはインドやアブダビなどの地でたくさんの引き合いを受けたことです。
「日本にいたときにはわからなかった海外市場のパワーを感じました。もし日本でダメでも海外にチャンスがあるのではないでしょうか」 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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