更新日:2015.11.30
いま、シニア世代の地方移住が話題になっていますね。定年後は自然豊かな地域で暮らしてみたいと考える人も少なくないと思います。地方出身の方は生まれ故郷に帰ることも頭をよぎるかもしれません。
しかし、働かなくても十分に暮らしていける蓄えがある人はいいでしょうが、やはり先立つものが必要ですよね。再就職を支援してくれる自治体もありますが、「できたら今までのキャリアを生かして仕事をしたい」と考えるのが普通でしょう。そうすると、再就職ではなく、地方に移住して自分で起業することを検討するという道も現実味を帯びてきます。
わたしも、青森市など地方のシニア起業支援のお手伝いをしていますが、「起業して地方移住」という試みを支援してくれる自治体が増えているのです。たとえば、起業する施設の家賃を減免してくれたり、住むところを提供してくれたり、地方自治体によって、さまざまな支援策が用意されています。
しかも、「都会から出身地への移住」のUターンだけでなく、「出身地以外からの移住」のIターンについても、助成する自治体があります。
もし移住したい地域のイメージがあるなら、東京など大都市にある各自治体の窓口や、各都道府県の中小企業支援センター(http://www.chusho.meti.go.jp/soudan/todou_sien.html)に問い合わせるなどして情報収集をはじめましょう。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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