更新日:2015.12.28
早いもので2015年もまもなく終わり、新しい年を迎えようとしています。定年起業に挑戦しようとしている人、あるいは挑戦をはじめている人に向けて、この1年間のシニア起業の流れについて感じたことを述べさせてください。
わたしはずっとシニア起業についての相談を受け、サポートさせていただく事業を行ってきて、行政の委託なども受けて動いてきましたが、ほんとうに今年はシニア起業希望者が増えたなあ、というのが偽らざる気持ちです。自分が起業した7年前は「シニア起業をサポートします」というと、「え?」「起業って若い人のためのものでしょう?」という反応が多かったことを考えると信じられない思いです。
それを促進している大きな理由のひとつは、行政の起業支援サービスがますます拡充してきたことにあると思います。シニア対象の補助金、起業セミナー、専門家派遣、創業スクール、ビジネスプランコンテストなどが近年ほんとうに増えました。
次に、今年シニア起業希望者から受けた相談についての傾向をまとめてみます。ひとつは、漠然としたアイデアベースの起業相談が増えたことです。もちろんアイデアを練るのは素晴らしいことで、起業に向けて踏み出している姿勢は評価できます。あとは具体的な事業プランを作成することですね。
もうひとつ多かったのは、わが国の抱える問題、たとえば地方創生、高齢化、外国人観光客への対応などを解決するようなサービスのアイデアを考えているという相談です。これも素晴らしいことですね。新年度はみなさんもシニア起業を検討してみませんか? (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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