更新日:2016.08.22
定年後の「ゆる起業」を見据え、現金収入を得るトレーニングとして副業を検討してはどうでしょうか? もちろん会社である程度の副業が認められていればの話ですが、問題はどうやって副業を探すかです。これまで述べてきたように、自分がやりたいことに近い内容の副業を探すといいのですが、やりたいこと自体がはっきりしていない人は、自力で稼ぐトレーニングの機会と捉えて、まず副業情報の収集から始めましょう。
アルバイト情報紹介サイトで探すのが近道です。信用できそうな大手のアルバイト情報紹介サイトで、「シニア」「副業」「ダブルワーク可」で検索すればかなりの情報が得られます。
ところが、募集している仕事の多くは「軽作業」とか「配達」です。体を動かす仕事はちょっと…という方も多いでしょう。できたら、今まで従事してきた事務関係の副業がいいですね。
ところが、近年そういうアルバイト情報紹介サイトでも「一般事務」での募集が目立つようになってきました。シニア向け、副業可、さらに時間の融通が利く内容で、自分のペースで業務を請けられるようです。パソコンを使ってデータ入力を行う作業がその代表的なものです。つまりはExcelを使う仕事になるのでしょう。いまや、どんなビジネスにおいてもデータの活用が必須ですが、FAXやアンケート用紙などの「紙ベース」の情報もまだ多いのです。
シニアでもパソコンスキルのある人向け副業の募集はいろいろあります。ずっとパソコンで作業を行うのは、それはそれで大変ですが、体を使う作業よりいいという人は、試しに詳しいことを聞いてみてはいかがでしょうか。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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