更新日:2016.08.29
定年後に自分の力で小さく起業してみたい、しかし何から手をつけていいかわからない、という人には「起業スクール」をお勧めします。若い世代向けではなく、地域の雇用創出を目指し、自治体が主催するシニア世代対象の起業スクールが各地で開催されています。自治体主催なので、参加料が低くおさえられ、参加しやすくなっています。
起業スクールでは事業計画書の作り方、資金調達の方法、最低限必要な会計知識を学ぶことが多いのですが、大きいのはそこで「仲間」ができることでしょう。
定年後、会社を離れたら人的ネットワークが収縮してしまうと心配な人も多いのではないでしょうか? 多くの起業スクールでは、数カ月間同じ顔ぶれで講習を受けることになります。そうすると自然と知り合いが増えますね。
会社以外の場所で、向かう夢のベクトルが近い同世代の友人ができることは、その後の人生にとって大きなプラスになるのではないでしょうか。実際、起業スクールで知り合って、情報交換したり、励まし合ったりしながら起業に向けて進んでいく人たちをたくさん見てきました。
まだどうするか決めていない人、あるいはいきなり起業スクールに参加して長期間参加するのはちょっと、という人はまず自治体などの主催するセミナーを受講して、その雰囲気や内容を確かめたらいいと思います。
参考までに、弊社は神奈川県主催「かながわシニア起業セミナー」と「かながわシニア起業スクール」の運営を受託していますので、興味のある方はホームページを見てください。(https://entre-salon.com/kanagawa/) (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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