更新日:2016.12.19
企業の副業解禁が話題になっていますが、まだ多くの会社では副業を許可していない、あるいは就業規則上許可されていても実際にはやりづらいという状況でしょう。定年起業を考える人にとって、副業は自力でお金を稼ぐいいトレーニングだと思うのですが、現在の仕事に差し障りがあってはよくないですよね。
比較的差し障りがないと思われる副業スタイルは、以前ご紹介した「シェアリング」。あまり使っていないモノを誰かに貸し出して現金を得ることです。使わない駐車場、空き部屋などを仲立ちしてくれるサービスプラットホームに登録し、集金なども代行してもらうシステムです。
たとえば、自家用車にあまり乗る機会がない人は、維持費がもったいないですよね。今、カーシェアリングが脚光を浴びていますが、さらに新しいサービスとして「個人間カーシェアリング」がスタートしています。
これは自分の車を貸してもいい人が、レンタル料や時間帯の条件をサービスプラットホームに登録し、借りたい人とのマッチングを行うサービスです。マッチングしたら対面で貸し出し、利用後にサービスプラットホーム側が手数料を差し引いて振り込んでくれます。
「自家用車レンタル」でネット検索すると「Anyca(エニカ)」「カフォレ」などのサービスが出てきます。こうした個人間の取引はCtoCと呼ばれ、インターネットやスマートフォンの登場で注目されているビジネスです。定年起業のビジネスモデルの参考にもしたいですね。 (取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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