更新日:2017.04.03
シニア世代の優れたビジネスアイデアにバックアップをお約束する「セカンドライフビジネスプランコンテスト2017」。2月23日の最終プレゼンと選考会で奨励賞と夕刊フジ賞に輝いたのは、株式会社シェアショーファー代表取締役、桃坂利彦さんが提案した「Share Chauffeur(シェアショーファー)~同一地域でのお抱え運転手付き車両のシェアリング」でした。
ショーファーとは「お抱え運転手」のことで、同じ地域に居住する複数の会員が、お抱え運転手付き車両を共有、つまりシェアして利用するというものです。会員は高齢者をイメージしているそうです。
「高齢者には自由度の高い移動手段が必要です。バスでは不便ですし、タクシーでは経済的負担が大きすぎます」(桃坂さん)
米ウーバー社のようなライドシェア(相乗り)サービスは、日本では法的な壁が高く、実現に時間がかかりそうです。そこで桃坂さんは経済産業省新事業開拓制度推進室(グレーゾーン解消制度)に相談。桃坂さんのビジネスは道路運送法には抵触しないという法律上の位置づけを確認できたそうです。
「昭和に作られた大型団地では高齢化が急速に進んでいます。免許も返納してしまった、移動手段があれば買い物には行けるのに…と悩んでいる人たちが多い地域でシェアショーファーを利用していただきたいと考えています。そして持続可能な生活圏の創生に貢献していきたいです」
高齢化が抱える問題のひとつを解決できそうな提案ですね。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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