更新日:2017.04.10
定年起業を実践し、活動的な毎日を送っている人たちから、「定年前に自分の力で稼ぐトレーニングを行っておくと有効だ」というお話をよく聞きます。政府も、サラリーマンの副業については前向きな施策を検討しているようですね。
とはいえ、もうひとつの仕事をこなすのはなかなか難しいことです。空き時間に自宅でできるような副業がちょうどいいでしょう。
そんな副業で、いま注目されているのは海外への個人輸出です。輸出というと大変そうですが、自宅のパソコンからアマゾンなどの大きな通販プラットホームにつなぐだけで、小規模にスタートできます。
アマゾンで買い物をしたことがある人なら、その便利さや充実した仕組みについてはご存じでしょう。その仕組みを使い、米国のアマゾン利用者に、日本の商品を販売するのです。英語力が多少は必要になりますが、仕組み自体は日本と同じですので、見慣れた画面でやり取りができるはずです。
日本の商品については米国でも評価が高く、現地で売っている価格より安く提供できる商品があれば、出品して利ざやを稼げます。米国では「eBay(イーベイ)」という通販プラットホームも人気ですので、そちらを狙ってもよいかもしれません。
ただし、手数料はかかりますし、商品の発送などの面でノウハウは必要です。当然ながら、多少のリスクもあります。
海外向け通販については、詳しいやり方や実際にどんなリスクがあるのかを説明した書籍も出ています。興味があれば調べてみて、自分に合った方法を検討してみてください。 (取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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