更新日:2017.05.01
定年起業を具体的に考えている人に必要なのは起業資金です。しかし、自分の退職金をすべてつぎこむようなリスキーな起業はお勧めできません。大切な生活用の資金はできるだけキープしておきましょう。
そこで活用したいのが、自治体からの助成金制度です。もちろん公的な創業融資も活用できますが、助成金はきちんと手続きに従えば返済の必要がありません。
この時期になると、各自治体から創業に関する助成金、補助金の募集情報が公開されています。代表的なものは、たとえば東京都の「平成29年度創業助成事業」。5月8日から受け付け開始です。
この助成金は、創業にかかった人件費、広告費、賃借料などの経費の3分の2、最大300万円が助成されます。つまり、450万円の経費をかけたら、300万円が支給されるのです。助成期間は、今年8月1日から1-2年間です。
申請を考えてみたい人は、東京都中小企業振興公社のTOKYO創業ステーション(www.tokyo-kosha.or.jp/station)から要項や申請書を入手しましょう。5月8-19日(消印有効)の期間に公社に申請書を郵送し、その後、書類審査、面接審査を経て、8月に合否が決まるという流れです。
この制度は創業前の人、または創業5年未満の法人・個人事業主であれば申請が可能ですが、応募要件を満たす必要がありますので同公社に問い合わせましょう。
創業助成の制度、シニア向けの創業融資制度などを準備している自治体は東京都以外にもありますので、ぜひ自治体に問い合わせてみてください。 (取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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