夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦】コンサルタントとしての起業

更新日:2017.07.03

 定年退職後にコンサルタントとして起業したいと考えている人も多いでしょう。コンサルタントとして、新規顧客を獲得するために有効な手段の1つはセミナーの開催です。セミナーを開催すること自体は、そんなに難しいことではありません。しかし、目的は新規顧客の獲得なのですから、丁寧に準備して集客し、来ていただいたお客さまを顧客化していくように工夫する必要があります。

 まずは「事前調査」です。類似のセミナーが行われているかどうかを調べ、似たようなセミナーがあるなら参加費や内容を把握し、自分が開催するセミナーはどうやってそれと差別化するのか検討しましょう。

 次は、「開催日時と場所」です。対象がビジネスパーソンなら、退社後のターミナル駅近くで開催するなど、ターゲットが立ち寄りやすい日時・場所を検討します。

 「商材の準備」も欠かせません。セミナーに参加したお客さまを顧客化するために、必要なパンフレットなどの商材を準備しておきましょう。

 さらに、「懇親会」などのフォローを行うと、より効果的です。セミナー終了後に懇親会を開くなどすると、お客さまと親しくなれる機会が生まれます。

 ただ、会費の徴収や受付などには意外と手間を取られるものです。「ピーテックス」(http://peatix.com/)のような、イベント・セミナー開催支援アプリを使うのもひとつの手です。これは、セミナーの申し込みからチケット販売、入場管理などをスマートフォンのアプリ経由で支援してくれるサービスです。手間のかかることは代行サービスを活用し、セミナー自体の充実をはかりたいものです。(取材・構成:藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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