夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦】「隙間時間」をお金にする新ビジネス 

更新日:2017.07.31

 インターネットやスマートフォンの普及で、さまざまな新しいビジネスが生まれていますが、「隙間時間」を生かしたものが多いようです。

 「タイムチケット」(https://www.timeticket.jp/)というサービスがあります。これは、まさに自分の「隙間時間」を30分からチケットとして売ることができる仕組みです。

 ホームページを見ると、「タイムチケット」を売っている人たち(ホストと呼ぶようです)がずらりと登録されています。「写真を撮影します」「占いをします」「インテリアコーディネートの相談にのります」「起業相談にのります」など、自分の得意なことを30分から販売しています。チケット希望者(ゲスト)がそれを見て相談したい人に申し込み、実際に相談したり、何か手伝ってもらったら成立です。

 ホームページによると時間は30分から5時間まで。1時間当たりの価格は最低2000円からとされています。実際は30分から1時間で3000円から5000円ぐらいの設定が多いようです。まさに、「隙間時間」をお金にする感じです。

 ゲストから申し込みがあり、成立したらタイムチケット運営会社から30%の手数料が差し引かれます。一部を寄付することも可能なようです。ホストに登録するには、実名で本人確認を行うためにフェイスブックへの登録が必須です。

 「自分には、お金になるようなスキルがない」と思っている人も、このページをながめてみれば、意外なスキルが見つかるかもしれません。こうしたサービスをきっかけに、「隙間時間」の有効活用も考えてみましょう。 (取材・構成 藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

現在の利用会員数

16,821

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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