夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦】「オンラインサロン」を活用しよう 

更新日:2017.09.04

 定年後にコンサルタントやセミナー講師として活動したいという人も多いようです。会社の許可があれば、在籍中に副業として経験を積んでみるのはどうでしょうか?

 コンサルタントやセミナー講師としてやっていく場合、大切なのは見込客の獲得です。その獲得活動のひとつとして、「DMM.com」が提供している「DMMオンラインサロン」(https://lounge.dmm.com/)の利用を検討してみるのはどうでしょう。

 これは会員制の有料オンラインサロンです。会員は月額会費(数千円が多いようです)を支払う見返りに、有料会員だけのメリットを受け取れます。内容を見てみると、「セミナーに無料で参加できる」「スカイプや面談などで直接やり取りできる機会がある」「動画講座を自由に受けられる」などの特典が提供されているようです。

 ここでオンラインサロンを開設し、見込客作りや広報を試行錯誤しながら、有料会員の会費を副業収入とします。同サロンの開設は無料ですが、DMM.com運営の審査があります。またフェイスブックを活用しますので、フェイスブックかグーグルプラスに登録していることが必要です。

 サロンを開催している人の中には有名人もいますが、Webマーケティングやプランニング、セールスなどビジネス専門家のサロンも多いようです。
 有料会員を集めることは簡単ではありませんが、どうやって得意分野をアピールするプロフィルを作るか、どうすれば魅力あるコンテンツ(商材)作りができるかなど、定年起業時にやらなくてはいけない要素がたくさん詰まっています。副業収入だけでなく、貴重な経験を積むことができるでしょう。(取材・構成 藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

現在の利用会員数

16,821

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査

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