更新日:2017.09.11
定年起業で「ネットでの通信販売」を検討している人も多いかと思います。既製品を仕入れるのではなくて、奥様が趣味で作ったハンドメード品をネットで販売してあげたい、なんてこともあるかもしれません。協力し合って起業するのも素敵ですね。
その場合、大手のネット通販業者への出店を考えがちですが、出店料の負担がありますし、競合に紛れてしまい、商品の差別化ポイントをうまく訴求できないことも考えられます。
そこで、自前でネット通販の“お店”を作ることを検討してみましょう。ちょっと身構えそうですが、今はそんなに難しいことではなくなりつつあります。
たとえば、「カラーミーショップ」や「Jimdo(ジンドゥー)」などのネットサービスを利用すれば、低価格で自分の通販ショップができます。「自分の店を持つ」という夢がローコストで実現できるのです。
自作するまでもはないけれど、大手サイトの中で埋もれたくないという人は、専門の通販ショップに出店するという手もあります。ハンドメード品の場合は、「minne(ミンネ)」「Creema(クリーマ)」などが代表的です。
物を売る際、悩むのが値付けです。材料代や制作時間×人件費で原価を計算し、パッケージや包装紙、配送会社も検討します。送料なども考慮しましょう。
商品に付加価値を持たせるブランディングも必要です。どうしてその商品が生まれたかのストーリーを考えましょう。さらに、ネット通販は商品写真がキモです。写真撮影には特に気を配りましょう。
売り上げがある程度できてきたら、関連する教室を開いたり、他者の商品を扱うなどして事業の幅を広げていきましょう。(取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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