更新日:2018.08.02
夕刊フジ定年起業応援サロンでは、「定年後、いかに働くか?」をテーマに、読者同士で意見交換している。起業にかぎらず、副業や再雇用、再就職なども含め、「幅広い選択肢を持っていたほうがいい」という声が多い。また、定年後は「移住する」「2拠点または多拠点で暮らす」という暮らし方も魅力的だという声もあった。
たとえば、自分のお気に入りの町でお店を持つ。そんな拠点ができれば、訪れるのもますます楽しくなるし、その地域がますます好きになるだろう。
現在、各自治体も積極的に移住者受け入れのための支援策を掲げている。そんな移住や多拠点生活についての情報収集手段のひとつとして、東京・日本橋に一般社団法人移住・交流推進機構(JOIN)という施設がある。ここでは、各自治体の移住向け支援情報を発信している。同機構のホームページ(https://iju-join.jp/)でもさまざまな移住支援情報が閲覧できる。
たとえば、その中の「お仕事情報」から「沖縄」の情報を見ると、久米島町役場の「久米島町 島ぐらしガイド」にリンクされる。そこには久米島町の求人情報などが掲示されているが、おもしろいのは「仕事を共に創る」という事業パートナー募集のコーナーで、たとえば「カフェ経営に挑戦してみませんか?」と手伝ってくれる人を探している。
また、同ホームページの「知らないと損する全国自治体支援制度」のページでは全国自治体の移住支援制度の一覧表がエクセルの形でダウンロードできる。この表を使えば、知りたい移住支援情報が探しやすい。この移住支援制度一覧の中で「仕事」に関するデータは約1800件見つかった。この一覧表はあくまでも目安とし、正確な情報については、自治体に電話やメールなどで直接問い合わせるのがいいだろう。
(取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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