更新日:2018.08.16
夕刊フジ定年起業応援サロン第5回は、「週末の達人」「朝の達人」などの著書で知られるビジネス作家の小石雄一さん(60)を迎え、「定年楽園生活」というテーマで話を聞いた。
小石さんは定年後を楽園にするためには「時間×人脈×情報」が大切と語った。
「まずは時間の有効活用です。健康寿命の物差しで考えると、実は定年後10年ぐらいしか健康で自由に使える時間はありません。何かやるなら今です。人脈については地域コミュニティーとの関わり方が大切でしょう。情報は知的アウトプットです。私の場合は文章を書くことですが、異分野への挑戦も始めています」
異分野とは、小石さんが大好きな沖縄での活動を広げていくこと。挑戦したいテーマとは「泡盛新聞関東本局の設立」「沖縄ビジネス作家協会の再開」、そして「沖縄での居酒屋経営」だという。
「大好きなエリアに、いつも寄れる自分のお店があるとうれしいですよね。個人で大きなリスクを負うのではなく、仲間同士で出資して店を出し、普段の運営は地元の友人におまかせします。みなさん、沖縄で居酒屋をやりませんか!」
それは内輪でのクラウドファンディングのようなイメージらしい。小石さんが呼びかけると、参加者からは「面白そう」という声が上がった。
小石さんは今後もホームページ「週末の達人」(http://weekend-master.com)で「定年楽園生活」について情報発信を続けていくと語り、話を締めくくった。
参加者からは「定年楽園生活のコンセプトは収支トントンでいい。その中で自己実現をはかることが大事ということだろう」「定年後の『事業』は、儲けを考えなければ『自業』なのでしょうね」といった感想が出ていた。小石さんの話をそれぞれ自分なりの解釈で受け止めたようだ。(取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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