夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦 実践編】起業家との交流でネットワークを増やす

更新日:2019.05.23

シニア起業家から「交流会で人脈を拡げた」「交流会に参加して起業のヒントを得た」などと聞くことがある。社用で参加する業界の交流会ではなく、自分の意志で参加する起業家との交流会というのはいい刺激になり、ビジネス創出のヒントを与えてくれるのかもしれない。しかし、そういった会に参加するのはハードルが高いのではないかと思う人も多いだろう。実際に銀座セカンドライフの起業家交流会に参加し、その模様をお伝えする。
 銀座アントレ交流会は126回を数える。開始前から隣り合う人と名刺交換する参加者の姿があちこちで見られる。開会のあと、PRタイムが設けられ、事前に申請した出席者が順に自社の製品やサービスを壇上でPRを行う。起業家のみならず、金融機関の挨拶があり会場の一角で融資相談も受けるという。参加者には若い世代も多く見られるようだ。
 「この交流会は、やる気があって販路を開拓したいという方が多く来られます。弊社は50代、60代の方の起業サポートがメーンですが、交流会には20代から70代まで幅広い年代の方がお越しになりますね。もちろん若い人もウエルカムです」(銀座セカンドライフ代表、片桐実央さん)起業をまだ決めていなくても参加できるのか?
 「起業はまだ決めていないけれど起業家と交流したいという方もOKです。お名前とメールアドレスぐらいでいいので名刺を作って参加いただければ、いろんな起業家の話が聞けて、気づきを受けられるんじゃないでしょうか。わたしにもそういう時期がありました」
 片桐さんによると、起業前から銀座アントレ交流会に定期的に参加し、『やっと起業しました!』と壇上でPRした人もいるという。起業を決める前に、こういう交流会で情報収集するのも大切なことかもしれない。(取材・構成 藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

現在の利用会員数

16,821

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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