更新日:2019.06.27
起業を視野に入れているけどまだ具体的に事業イメージがまとまらない。そんな人は少なくないはずだ。「この際基本的なことから起業について学びたい」という人も多いだろう。そんな人たちに向けて、この8月から東京都シニア起業スクールが順次開催される。
全5回のコースを受講すれば起業に必要な心構えや基礎知識、ビジネスプラン作成のコツなどを集中的に身につけることができる。18時~21時の開催なので、まだ会社に所属している人でも仕事帰りに寄れるだろう。東京都の認定を受けてこのスクールを開催する銀座セカンドライフ代表取締役の片桐実央さんにお話を伺った。「まだ事業内容が具体的になっていない人でも起業に関心があれば大丈夫です。基本から学びたい人ももちろん歓迎です」(片桐さん)
おおむね50歳以上から無料で受講でき、年齢の上限はないとのことだ。
「無料で全5回受講できます。東京都のシニア創業を支援する制度の一環として開講するスクールですから」
受講すると、起業を考えている人にはどんなメリットがあるのか?
「起業する上で必要な事業計画策定・販路開拓・資金調達の方法を一通り勉強でき、すぐに実践できます。あと、スクールを通じて仲間ができることも大きいでしょう。同じ目的に向かって進んでいる同世代の人たちと同じ時間を過ごせるのですから」
希望者は会場で個別相談を受けることもできるという。申し込み締め切りは7月29日だ。詳細や日程は東京都シニア起業スクールのHP(https://entre-salon.com/kigyo/tokyo/)を参照されたい。(取材 構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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